今週末見るべき映画「一献の系譜」

2015年 9月 25日 08:00 Category : Art

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もともと、靴屋さんは、履きいい靴を作ろうとする。パン屋さんは、おいしいパンを焼こうとする。農業に携わる人なら、おいしいお米や野菜を作ろうとする。お米から造る日本酒しかりである。杜氏(とうじ)は、よりおいしい日本酒を造ろうとする。そもそも、古今東西、酒に国の名がつくのは、日本酒しかないのではないか。お酒を造る人たちの仕事ぶり、暮らしぶりを追ったドキュメンタリー映画「一献の系譜」(グリクリエイツ配給)を見た。


監督は、まだ若い女性監督の石井かほり。2011年、前作の「ひとにぎりの塩」は、石川県の珠洲に伝わる、揚げ浜式製塩法による塩づくりを題材にしたドキュメンタリー映画だった。「塩の次は、日本酒を撮ってください」と、能登の酒造組合からの提案、要望を受け、2012年から製作がスタートする。完成まで、3年かかった。これが、なかなか丁寧に撮られていて、編集、構成が巧みで、ひきつけられる。長く時間をかけたからといって、優れた映像作品になるとは限らないが、ある程度の時間をかけないと、優れたものにならない、ということは言えるかもしれない。

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