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今週末見るべき映画「最優秀作品賞は「タルロ」に・第16回東京フィルメックス閉幕」

2015年 12月 4日 12:00 Category : Art

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特別招待作品で、印象に残ったのは、イランのジャファル・パナヒ監督の「タクシー」、中国・香港のジョニー・トー監督の「華麗上班族」、台湾のツァイ・ミンリャン監督の「あの日の午後」あたり。本欄で紹介した「第16回東京フィルメックス開幕」という記事に、もう少し詳しい紹介があります。

山河ノスタルジア

クロージングを飾ったのがジャ・ジャンクー監督の「山河ノスタルジア」(「山河故人」改題)。ジャ・ジャンクー監督、パートナーのチャオ・タオが登壇する。会場はほぼ満員、二人の日本での人気が窺える。「山河ノスタルジア」の主な舞台は山西省の汾陽。経済発展の著しい中国の1999年、現在の2014年、未来の2025年と、ひとりの女性タオの26年間の人生を描いていく。1999年。まだ10代のタオは、幼なじみのボーイフレンド、リャンズーとつきあっているが、20歳代に、炭坑を経営する実業家ジンシェンと結婚する。リャンズーは汾陽を出ていく。2014年。タオは男の子ダオラーを出産するが、ジンシェンと離婚する。親権は父方のため、タオはガソリンスタンドを営みながら、ひとりで暮らしている。タオの父親が亡くなる。久しぶりにダオラーと再会するタオ。タオは、まだ幼いダオラーから、父親とともにオーストラリアへ移住することを聞かされる。舞台は、2025年のオーストラリアに移る。いつもながら、ユウ・リクウァイのカメラになる映像が美しい。母が子を思う、子が母を思う。舞台は変わっても、親子の思いあう気持ちは、いずこも同じだろう。

「山河ノスタルジア」は、来年の4月、日本で公開される。改めて見てみたい。

11月21日(土)から29日(日)までの9日間、濃密な映画の時間だった。「映画の未来へ」が東京フィルメックスの合い言葉。また来年も楽しみたい。

文/二井康雄

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