今週末見るべき映画「創造と神秘のサグラダ・ファミリア」

2015年 12月 11日 08:00 Category : Art

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映画は、いま、どのように建築が進められているかを、多くの人の証言で綴っていく。それぞれの立場から、サグラダ・ファミリアを語り、ガウディを語る。この発言が、熱い思いに満ちている。いずれも含蓄があり、示唆に富む。もちろん、語る人たちは、サグラダ・ファミリアの建築に関わることでの、大いなる誇りを持っている。


現場監督ジャウマ・トーレギタルは言う。「建築の現場では、職人や建築家として、それぞれ自分の役割を果たす。・・・シンプルで基本に忠実、物差しと直線があれば、ガウディの”形”は言い表せる」。

聖職者ルイス・ボネットは言う。「ペトロやパウロなどの使徒たちに捧げられた、さまざまな柱は、使徒に割り当てられた。ドームに配した24の窓は”ヨハネの黙示録”の24人の長老を表す」。


日本の彫刻家、外尾悦郎は、仏教徒からカトリックに改宗する。長く、サグラダ・ファミリア彫刻に携わっている。「私は心を無にして、何も欲しないようにした。それでも唯一残ったのが石を彫ることへの欲だった。・・・ガウディに近づきたいと願い、触れたいと願った。・・・ガウディがどんな線を思い描き何を求めたのか、私は毎分毎秒問い続けている」。

模型室の主任ジョセップ・タジャーダは言う。「ガウディが残した模型の復元のため、ずっと作業している。最初に保存したのは粉々になった破片。そういう破片から材料を特定できる」。

ニュアンスこそ違え、いろんな人の証言には、サグラダ・ファミリアへの熱い思いが読みとれる。

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