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今週末見るべき映画「奇蹟がくれた数式」

2016年 10月 21日 08:00 Category : Art

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 数学で、まだ証明されていない未解決の問題に、素数に関するリーマン予想がある。素数は、1か自身の数字でしか割り切れない数のことで、2、3、5、7、11、13、17、19……と続く。素数の出現は、バラバラ、無秩序である。たとえば、1000万の前後の100の数を見ると、1000万より100少ないほうの素数は、9999901、9999907、9999929、9999931、9999937、9999943、9999971、9999973、9999991と、9つもある。ところが、1000万を100超える素数を見ると、10000019、10000079の2つしかない。素数の分布は、バラバラ、秩序がないように思える。はたして、素数の出現に、法則性はあるのだろうか。


 素数出現の法則性には、歴代の数学者たちが、頭を悩ましてきた。ベルンハルト・リーマンは、ある予想をする。虚数などの概念を導入し、リーマンは、素数の規則性を予想した。一言で説明するなら、「ゼータ関数の非自明な零点の実部は2分の1である」。さっぱり分からないが、リーマンは、素数の分布の曖昧さ、バラツキに、ひとつの法則性のあることを予想した。

 インドに、独学ながら、シュリニヴァーサ・ラマヌジャンという天才的数学者がいた。若くして結核で亡くなったラマヌジャンは、生前、神がかり的に、リーマン予想とほぼ似た数式を思いつく。映画「奇蹟がくれた数式」(KADOKAWA配給)は、このラマヌジャンの短い生涯を描く。


 1914年のイギリス。ケンブリッジ大学の数学教授のG・H・ハーディは、インドから届いたラマヌジャンの手紙に魅せられる。ときめいている数学者のハーディが、夢中になる。手紙には、ハーディですら驚くような発見が書かれていた。ハーディは、ラマヌジャンをケンブリッジに招く。インド人である。たとえ、数学の天才でも、当時のイギリス人がインド人を見る目は厳しい。ハーディは、ラマヌジャンのために、いろいろと画策を巡らす。

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