日本が世界に誇る「工芸」の魅力を現代アートとして発信 「あたらしい工芸 KOGEI Future Forward」が開催

2017年 2月 27日 14:00 Category : Art

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 「カルチャーリゾート百貨店」宣言をした日本橋三越本店。日本固有の文化を百貨店ならではの、独自の視点で編集し、アートが身近にあるよりよい暮らしのあり方を発信している。

 そんな同店が、2017年2月15日から2月20日まで「あたらしい工芸 KOGEI Future Forward」を日本橋三越本店本館1階 中央ホールにて開催した。日本が世界に誇る「工芸」の魅力を現代アートの「KOGEI」として紹介する取組だ。


 「工芸」は、明治黎明期、CRAFTという言葉を日本語に翻訳するために作られた言葉。その後「工芸」は明治、大正、昭和、平成を通じて様々な変化を含みながらその芸術性を昇華させ、今日ではファインアートとして世界から高い評価を得ている。

  「あたらしい工芸 KOGEI Future Forward」展は、工芸をより自由な形で捉え、現代美術として作品を発表する作家15名をクローズアップすることで、工芸=KOGEIを日本独自のファインアートとして国内外に発信。

秋元 雄史 氏
東京藝術大学教授。金沢21世紀美術館館長、東京藝術大学大学美術館館長。秋田公立美術大学名誉教授。1955年東京都生まれ。工芸のさまざまなイベントを通貫するプロジェクト「KOGEI かなざわ 2016」の立ち上げに従事。「KOGEI Future Forward」では、監修として作家の選定などに携わる。

篠原 ともえ 氏
タレント。1979年生まれ。90年代に「シノラー」ブームの火付け役として若者のカルチャーを牽引した。宇宙、裁縫、アロマ、色彩などに関心を持ち、文化的な活動を幅広く行っている。2016年「第20回全国きものデザインコンクール」で京都府知事賞を受賞。


 展覧会に先立ち、開催初日に開催された内覧会では、この展覧会を監修する東京藝術大学教授の秋元雄史氏、そして90年代に「シノラー」ブームの火付け役として若者のカルチャーを牽引し、現在も多彩な表現活動をしている篠原ともえさんが「あたらしい工芸 KOGEI Future Forward」展のみどころについて語った。


 会場にはレディー・ガガが愛用する靴として知られる「ヒールレスシューズ」を始めとして、さまざまな工芸技術を駆使した15名の作家による、現代美術としての「KOGEI」作品約30点が並んでいた。

舘鼻則孝  「ヒールレスシューズ (レディーブルーム)」 2014年 (牛革、染料、金属ジッパー 19 × 9.5 × 高さ34 cm (片足)) Photo by Kenji Takahashi @Noritaka Tatehana,Courtesy of KOSUKE KANECHICA

畠山耕治 「八つの面」 2016  青銅鋳造 15.0 x 15.0× 高さ17.0cm Photo by Tomoaki Kanatani

 工芸に新たなターゲットと文脈をもって、表現し挑戦する作家たちの作品を是非今後も注目してほしい。

 なお本催事は、内閣官房東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会推進本部事務局の委託により、平成28年度オリンピック・パラリンピック基本方針推進調査として実施された。

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