「第30回東京国際映画祭(2017)」が開幕、注目作をプレビュー

2017年 10月 11日 08:00 Category : Art

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 今年、東京国際映画祭が、いよいよ第30回の節目を迎える。この10月25日(水)から、11月3日(金)までの10日間の開催になる。会場は、六本木ヒルズ、EXシアター六本木ほか。この9月26日(火)に、上映ラインナップ発表などの記者会見があった。

 30回である。ここまで、映画祭の継続、発展に尽力された各位には、敬意を表したい。

 30回である。3つのビジョンが掲げられる。「映画を観る喜びの共有」、「映画人たちの交流の促進」、「映画の未来の開拓」とのこと。その通りだろう。なによりも、優れた外国映画が、いち早く、日本で見ることができる、日本の優れた映画が、外国で公開される。そんな映画祭であってほしい。

 30回である。祝祭感を盛り上げる意味で、3種のアニバーサリービジュアルが発表された。東京タワーと、花らしき写真2種に、筆で書かれたらしい「Tokyo FILM」の白ぬきの文字。文字は、あえて拙く書かれたようだが、好みではない。多くの候補から選ばれてのものとは思うけれど。

空海―KU-KAI―
©2017 New Classics Media,Kadokawa Corporation,Emperor Motion Pictures,Shengkai Film

 開幕を飾るオープニング作品は、日本の曽利文彦監督の「鋼の錬金術師」。大ヒットのコミック「ハガレン」の実写映画化だ。また、オープニング・スペシャルとして、日本、中国、香港の合作、夢枕獏の原作で、チェン・カイコー監督の「空海―KU-KAI―」の10分ほどの映像が上映される。

不都合な真実2:放置された地球
© 2017 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

 クロージング作品は、アル・ゴアが出演する「不都合な真実2:放置された地球」。地球温暖化を防ごうとしない、いまのアメリカ政府である。前作の「不都合な真実」から10年、いま地球は、どのような危機にさらされているのか。映画祭のために来日する予定のアル・ゴアの発言に注目したい。

 30回の節目、記念というのに、オープニング作品、クロージング作品は、やや小粒で物足りない感じ。この27日(金)に公開される「ブレードランナー2049」や、公開中のエミール・クストリッツァ監督の「オン・ザ・ミルキー・ロード」クラスの話題作、大作で、開幕、閉幕を飾ってほしいものだ。

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