Live Report :YJYが最先端アートイベント「MeCA」音楽プログラムステージ登場 - 2018.02.09 渋谷WWW

2018年 2月 26日 00:00 Category : Art

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先端アートや音楽をアジアの文化発信の中心地として東京から発信するメディア文化アート・フェスティバルMeCA。その音楽プログラムでは、インターネット以降の音楽文化の動向を探るプログラムと、デジタルテクノロジーによる音響と映像表現を紹介する二つのプログラムが同時開催された。WWW会場では、国際的にアート・フェスをプロデュースするAACTOKYOのディレクションで、電子音楽の変遷とオーディオビジュアル表現を紹介する「ALTERNATIVE Sound+Vision」が、WWWX会場では、10代よりネットレーベル・Maltine recordsを主宰してきたtomad 氏をディレクターに迎えた「Bordering ractice」が開催された。

その中で、ファッショントレンドを70年代初頭から現在までリードし続ける「Vivienne Westwood」が衣装協力し、日本から世界へ先端の音楽を発信し続けている、注目のユニット「YJY」によるライブが行われた。



YJY / Andreas Kronthaler for Vivienne Westwood SS18



YJY / Andreas Kronthaler for Vivienne Westwood SS18

●ライブパフォーマンス


YJY / Andreas Kronthaler for Vivienne Westwood SS18



WWWのステージ上に立ち並ぶ蛍光灯。音楽に合わせて点灯する光の真ん中で、Andreas Kronthaler for Vivienne Westwoodの白いワンピースに身を包んで歌うゆう姫さん。観客を煽動し、一曲ごとにYJYの世界に惹きこんでいく。



YJY / Andreas Kronthaler for Vivienne Westwood SS18



Jemapur氏による先鋭的なトラックと、囁くようでありながら、どこかブルースやソウルを感じさせるゆう姫さんのボーカル。彼らのスタイルは、時代や国を超えて進化していくインターネット以降のボーダレスな音楽を体現しているように感じられた。




●インタビュー


YJY / Andreas Kronthaler for Vivienne Westwood SS18



Q1.今回のライブのセットについて

――点滅する蛍光灯が、楽曲、Andreas Kronthaler for Vivienne Westwoodの白い衣装をきたゆう姫さんのパフォーマンスとマッチしていて、未来的で緊張感のあるステージを創っていたと感じました。パフォーマンスにあわせて、セットもお二人で企画されたと伺っています。コンセプトや経緯等を教えていただけますでしょうか?

Young Juvenile Youth:ちょうど一年前ぐらいに、蛍光管の仕掛けを作っていくれているHGRNのメンバーから、蛍光管のカバーが大量に余っている、という情報を聞いたことがきっかけとなって、構想がスタートしました。蛍光管自体はかなり古くからあるテクノロジーで、現在はLEDの台頭によって、どんどん接する機会が減っています。スイッチを押すと青白い光が少し時間をかけて点灯する。トリガーから時間差があり、コントロールしにくい蛍光管をハックして、音が発音されるタイミングに合わせて反応するようにする。こういう誰にも伝わらないかもしれないことを本気でやる姿勢。それが見向きもされないどこにでもある美の形であって、鑑賞者がいなくても美は存在する、というようなそんな想いが詰め込まれた仕掛けです。


Q2.MeCAについて

――世界で活躍されているお二人ですが、特にアジアにフォーカスした今回のイベント全体や音楽プログラムに出演された感想など伺えますでしょうか?

Young Juvenile Youth:飽和し混迷を極める世界において、アジアが世界の新たな中心軸として名乗りをあげる時代に突入していることに新たな潮流を強く感じます。メディアアートではなく、メディアカルチャーと題しているところが、西洋ではなく東洋的な価値観に寄り添っているように感じられて、とても新鮮な宣言として響きます。作品と鑑賞する者=個 という不毛な対立軸ではなく、作品からその周辺へと自然と広がっていくような意匠の在り方に感銘を受けました。このようなあたらな動きの一端を担うことができてアジアを拠点とする表現者として光栄に思います。新たな求心力の中心としてMeCAから色々な連鎖が起こる事を期待しています。


Q3.Andreas Kronthaler for Vivienne Westwoodの衣装について

――今回はAndreas Kronthaler for Vivienne Westwoodによる衣装協力との事ですが、衣装を着てみての感想等を伺えますでしょうか?

ゆう姫:真っ白で大きなシルエットなところと、スカートの裾の部分に広がりが出て動きがあるところが気に入って選びました。動きやさもあるのにエレガンスさもあってライブ中も自分の表現の一部になっていたと思います。あとで写真や映像を見て、YJYのステージセットアップの蛍光管の白い光の中で、真っ白いワンピースが浮かび上がっていて、素敵だなと思いました。






-Young Juvenile Youth(ヤングジュヴナイルユース 略称:YJY)-
2012年に活動開始。マットとグロスが入り混じるゆう姫のヴォイスと、攻撃的かつ緻密な美しさを伴うJEMAPURのトラックメイキングにより、稀有なポップミュージックを生み出す。2013年、デビュー作「Anti Everything」と「More For Me, More For You」をリリース。15年にはiTunesが世界中のニューカマーの中から厳選する「NEW ARTISTスポットライト」に選出。同年リリースされたミニアルバム「Animation」はiTunesエレクトロニックチャートで7週連続1位を獲得、また映像作家・関根光才が手がけたMVは海外メディアを中心に話題を集めた。17年、初のフルアルバム「mirror」をリリース。

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