11/9 (金) 11/10 (土)バンガラ・ダンス・シアター『Spirit 2018』『I.B.I.S』彩の国さいたま芸術劇場にて開催

2018年 10月 24日 00:00 Category : Art

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© Edward Mulvihill

2018年11/9 (金) 、11/10 (土) 彩の国さいたま芸術劇場にて、オーストラリアのパフォーミング・アーツを代表するダンスカンパニーのひとつであるバンガラ・ダンス・シアターの代表作『Spirit 2018』と『I.B.I.S』が上演されます。

© Greg Barrett

オーストラリアの芸術、ライフスタイルや革新的技術などの最先端を紹介する文化の祭典として、2018年、日本で開催されている「オーストラリアnow」。このイベントの目玉に選ばれたバンガラ・ダンス・シアターは、オーストラリア先住民族の物語を語り継ぐオーストラリア屈指のダンスカンパニーとして、人の心を惹きつけてやまない現代ダンスと、琴線に触れる楽曲を紡ぎ出し、世界的に高い評価を受けています。

© Jhuny-Boy Borja

バンガラ・ダンス・シアターは、6万 5千年の歴史を擁するオーストラリア先住民が脈々と培ってきた独自の儀式や風習を単に再現してみせるにとどまらず、先住民族が現代社会といかに折り合いをつけ共存しているか、コンテンポラリー・ダンスの手法を使って表現します。現存の先住民族の文化を現代文化の文脈上に、物語を重視しつつ表現する独自の形態により、現代の多様性を極める文化のなかにおいても強い存在感を放っているといえるでしょう。この特異な、そして南国ルーツの陽気さのなかに垣間見せる、現代社会との軋轢に対してポジティブに共存する姿勢は、世界にも類を見ない独自の視点を感じさせます。

4度目となる今回の来日公演では、これまでの30年間に及ぶレパートリーの中から、代表作である『Spirit 2018』と『I.B.I.S』とを披露します。

公演概要


演目:『Spirit 2018』 初演:2004年Civic Theatre (ケアンズ)
振付:スティーヴン・ペイジ
先住民ダンス振付:ドゥジャカプラ・ムンヤリュン
音楽:デビッド・ペイジ、スティーブ・フランシス
衣装:ジェニファー・アーウィン
照明:ニック・シュリーパー、カレン・ノリス、ジョセフ・マーキュリオ、マット・コックス

演目:『I.B.I.S』 初演:2015年Sydney Opera House(シドニー)
振付:デボラ・ブラウン、ワアンゲンガ・ブランコ
音楽:スティーブ・フランシス
衣装:ジェニファー・アーウィン
照明:カレン・ノリス

出演:バンガラ・ダンス・シアター
上演時間:約90分(途中休憩なし)

●公演情報
バンガラ・ダンス・シアター『Spirit 2018』『I.B.I.S』

日時:2018.11.9(金)19:00/10(土)15:00
会場:彩の国さいたま芸術劇場 大ホール

前売料金(全席指定・税込): 一般:S席6,000円/A席4,000円
U-25*:S席3,500円/A席2,000円 *公演時25歳以下対象。入場時要身分証。
メンバーズ:S席5,400円/A席3,600円
※A席(サイドバルコニー・2階席の一部)は舞台の一部が見えづらいお席です。
※当日券は各席種ともに+500円
チケット好評発売中

●チケット取扱い・お問合せ:
○SAFチケットセンター 0570-064-939(休館日を除く10:00~19:00)
〔窓口〕彩の国さいたま芸術劇場(休館日を除く10:00~19:00)
埼玉会館(休館日を除く10:00~19:00)
〔PC〕http://www.saf.or.jp/ ※PC画面でお席が選べます。 〔携帯〕http://www.saf.or.jp/mobile/
○チケットぴあ 0570-02-9999 【Pコード:488-138】 http://t.pia.jp/(PC&携帯)
○イープラス http://eplus.jp/(PC&携帯)

◆【オーストラリアnow 2018】バンガラ・ダンス・シアター日本公演 特設サイト http://www.bangarra-japan.com/

◆【オーストラリアnow 2018】バンガラ・ダンス・シアター公式ツイッター https://twitter.com/BangarraJapan



公演概要


芸術監督スティーヴン・ペイジが率いるバンガラ(アボリジナルの言葉で『火をおこす』の意味)・ダンス・シアターは、6万5千年以上も続く先住民文化に、コンテンポラリー・ダンスの動きを融合させた独自のダンス技法で知られるカンパニーです。所属するダンサーたちは、オーストラリア・ダンス界の頂点に立つダイナミックな存在であり、育った場所は異なるものの、いずれもアボリジナル、トレス海峡諸民として強い誇りを持っています。

バンガラ・ダンス・シアターが最も重視するのが、アボリジナル、およびトレス海峡諸島民社会との関係です。彼らのレパートリー作品は、長老たちから集めた語りを土台とし、“自らの土地(カントリー)”で生み出されました。こうした土地や地域社会との固有のつながりによって、バンガラの舞台は独自性を確立しており、先住民による実際の語りや優れた技法、心を揺さぶるパフォーマンスこそ、バンガラ・ダンス・シアターの特色といえます。

人々を魅了するそのパフォーマンスは、先住民の神話に根ざした物語や神聖な儀式、そしてオーストラリアの現在を、パワフルで崇高なドラマとして表現、国際的にも高い評価を得ています。

<バンガラ・ダンス・シアター これまでの来日>
1990年 東京、札幌
1995年 『Ochres-オークル』9月19日~21日(東京芸術劇場 小ホール1)
※東京国際舞台芸術フェスティバル'95 芸術見本市提携パフォーマンス
2005年 『BUSH』4月21日(長久手会場EXPOホール)
※愛・地球博2005 オーストラリア・ナショナルデー

© Daniel Boud



『Spirit 2018』


© Edward Mulvihill

デビッド・ペイジとスティーブ・フランシスが作曲した美しく、心に残る音楽と共に、『Spirit 2018』は、神聖なる自然の詩を奏でる神秘的な秘密の空間へと観客を誘います。芸術監督のスティーヴン・ペイジが手がけたこの一連の力強いダンス・ストーリーは、オーストラリア各地の物語や歌による伝承を題材として、ディンゴの魂や、蛾のはかない一生、先住民の人々の土地とのつながりを称える作品となっています。

©Leo Bonne

『Spirit 2018』は何度か改訂されて上演され、コペンハーゲンやボン(ドイツ)、ニューヨーク、ベトナム、モンゴル、中国で観客と批評家から絶賛を浴びました。傑出したダンス技術との融合を図りつつ、オーストラリアの豊かな文化や歴史を強く称えた作品といえます。

【振付家プロフィール】

© Tiffany-Parker-HR

スティーヴン・ペイジ(Stephen Page, バンガラ・ダンス・シアター芸術監督)
ヌヌクル族、およびクイーンズランド州南東部に住むユガンベ氏族に属するムナルドジャリ一族の子孫にあたる。1991年にバンガラ・ダンス・シアターの芸術監督に就任、以来、オーストラリアパフォーミング・アーツの金字塔となる作品を次々と発表している。2000年シドニー・オリンピック開・閉会式における先住民場面の演出や、ゴールドコーストで開催された2018年英連邦競技大会(コモンウェルスゲーム)開会式において先住民による語りの手法を一新するという試みを新しい身体表現として紹介。また、国際的な舞台芸術の祭典、アデレード・フェスティバルの芸術監督を2004年、先住民として初めてつとめ、大きな話題を呼ぶ。アボリジナルやトレス海峡諸島民の人々が自然と共存し神聖視する姿を描いている。






『I.B.I.S』



© Jeff Tan
『I.B.I.S』(アイビス)はトレス海峡にあるマレー島を舞台にした、喜びに満ちた作品です。人々の笑いや明るい笑顔が絶えない、孤立した美しい島に暮らす人々が、立ち退きや気候変動といった問題に遭遇しつつも、自分たちの文化を大切にし、陽気に生きる姿を描きます。



タイトルの『I.B.I.S』は諸島産業サービス委員会(Island Board of Industry and Services)といわれる、島に点在する地元の店のことを指す呼び名です。振付のデボラ・ブラウンとワアンゲンガ・ブランコは、現代の狩猟採集民族のような人々で賑わう架空のI.B.I.Sを、作品の舞台に設定しました。この小さなお店が、トレス海峡の人々の献身や努力により進化・成長を遂げ、今日のような大きな組織になるまでが描かれます。

【振付家プロフィール】
デボラ・ブラウン(Deborah Brown)
バンガラ・ダンス・シアターのシニア・アーティストで、2003年に加入した。バドゥ島ワカイド族、マレー島メリアム族の末裔であると同時に、スコットランド系の血を引いている。ブリスベン生まれで、サメや蛾に対する信仰心がある。バンガラでの活動と並行して、振付師及び俳優としても活動。2015年、短編映画『Hide』で若手ダンサーの振付、監督をつとめる。2017年、短編映画『Water』で主演。2013年には作品『Terrain』でヘルプマン賞のダンス・フィジカルシアター部門最優秀女性ダンサー賞受賞。現在はシドニー(AFTRS)で映画監督に関する修士号の取得に励んでいる。

ワアンゲンガ・ブランコ(Waangenga Blanco)
マレー島部族、ケープヨーク・パジンカ・ウィク族の子孫にあたる。全国先住民・諸島民技能開発協会(NAISDA)ダンスカレッジで学んだ後、2005年、バンガラ・ダンス・シアターへの勧誘を受けた。2014年の作品『Patyegarang』におけるダンスで、オーストラリアン・ダンス賞、およびグリーン・ルーム賞を受賞。『Bran Nue Dae (2009)』 や『The Turning (2013)』、『Dive』、スティーヴン・ペイジ芸術監督が手がけた『SPEAR (2016)』など、映画にも出演しているほか、ダン・サルタンの音楽ビデオ『Under Your Skin』に登場した。




これまでのレビュー


『Spirit』
「バンガラ・ダンス・シアターの記念碑的作品; 素晴らしい体験。バンガラには、先住民の儀式や土地とのつながりを土台とした独自の美しさがある。」
「ベテランのダンサー、エルマ・クリスが過去と現在をつなぐ役で、まばゆいほどの存在感を発揮する。まさに魔法のよう。」                - オーストラリアン紙

「ダンスが圧巻。コンテンポラリー・ダンスのスタイルと伝統的な先住民ダンスのステップが、柔らかさと高さを併せ持つジャンプにマッチしている。」            – ダンス・インフォーマ誌

「伝統的なアボリジナル、トレス海峡諸島民文化と、コンテンポラリーな動きの見事な融合。」                  – サウス・シドニー・ヘラルド紙                    

「歳月を経ても、その衝撃は変わらない。初期のバンガラの飛躍につながったクラシック作品であると共に、オーストラリア文化の歴史の転換点となった重要な一作。」         - ダンスラインズ

「先住民文化における、最も神聖な儀式に切り込んだ作品。視覚的、ドラマ的完成度が高く、感銘をもたらす出来映え。」 - ライムライト・マガジン

『I.B.I.S』
「I.B.I.Sは見事な成功を収めた。慣習や環境の変化というテーマが、あふれるユーモアや生命力と共に描かれる。」   - オーストラリアン紙

「現代の島生活を想起させるにとどまらない感動と深遠。まさに忘れがたい体験。」             - サウス・シドニー・ヘラルド紙

「I.B.I.Sの本質は、島の生活を貫くコミュニティ精神にある。高揚感を生み出す伝統的なダンスは、トレス海峡諸島の文化を形成するメラネシアやポリネシアからの強い影響を思わせる。」   – ミッシェル・ポッター(ダンス評論家)

「バンガラは再び、コンテンポラリー・ダンスの最先端に位置することを証明してみせた。素晴らしい。必見の作品。」     – クラウディア・ローソン、ABCアーツ



© Greg Barrett

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