日常の価値観をゆるがす、西野 達のアート

2007年 7月 11日 11:18 Category : Art

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 ドイツのケルンを拠点に活躍するアーティスト・西野 達の企画展「MAM プロジェクト 006:西野 達」が、9月24日(月)まで、森美術館にて行われている。MAMプロジェクトとは、東京・六本木ヒルズにある森美術館が、世界各国の才能豊かなアーティストを応援するプロジェクト・シリーズだ。

【「東京時間」2007年 デジタルプリント、修正液、インク】

 今回白羽の矢が立ったのは、アーティストの西野 達。1987年にドイツに渡り、ミュンスター芸術アカデミーで彫刻を学んだ後、97年よりヨーロッパを中心に活動している。イギリスで行われた「第2回リバプール・ビエンナーレ」(2002)や、ロサンゼルス現代美術館での「エクスタシー」(2005)などでも高い評価を受け、現在も世界中で複数のプロジェクトが進行中だ。

 日本では昨年、銀座のメゾンエルメスの屋上にある騎馬像「花火師」を覆って、部屋に仕立てた展示「天上のシェリー」が記憶に新しい。

【「カフェ・ムーンライダー」2004年 クレーン、コンテナ、ミクストメディア 展示風景:ダブリン、アイルランド】

 これは、コンテナをカフェに改造して、クレーンで吊り上げた作品。中にいる人びとは、お茶を飲みながらその街を空中遊覧できるという仕組みだ。実際はかなり怖そうにも思えるが、いつもと違った街の風景が見られるだろう。今回は、森美術館のギャラリー空間と六本木の街を舞台にした新作に挑戦している。

 ふだん生活している中では、気にせずに通り過ぎてしまうようなものを、まったく新しい視点から見せてくれる作品だ。写真では、西野の作品の面白さは、少々伝わりづらいかもしれない。実際にその目で見て、空間に身を置いて、彼の作品の“笑い”に触れていただきたい。

MAM プロジェクト006:西野 達
 森美術館ギャラリー2
 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階

取材/上條桂子

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