33×25ミリの小さなデザインの競演、切手デザイン展

2007年 12月 28日 00:00 Category : Art

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 19世紀のイギリスで誕生した切手。その後160年が過ぎ、携帯メールやインターネットの普及で「手紙」というメディア自体のとらえ方が変わりつつある。コミュニケーションの利便性が増していく一方で、手書き文字から伝わる感情を大切にし、切手一枚にこだわって、送る相手に気持ちを伝える、そんな人も少なくない。

 また、コレクタブルアイテムとしての切手も然り。以前は投機目的で売買されていたものだが、現在では、小さな紙片の中に込められた、切手デザインに魅せられて、収集を始める人も多いという。

 現在、東京・六本木の東京ミッドタウンでは「POST切手 ~郵便が変わり始めた。切手のデザインはどう変わる。」が開催中だ。日本を代表するデザイナーたちが、小さなグラフィックデザインに挑戦し、230点もの切手が会場を埋め尽くしていた。


 展示は「テーマ切手」と「普通切手」の二つに分かれている。「テーマ切手」とは、通常の郵便切手には存在しないもの。デザイナーが思い思いのテーマを設定し、オリジナル切手をデザインしている。今回は208点がずらりと並んだ。

 こちらは、日産自動車デザインセンターや日本科学未来館など、数々のサイン計画やCIを手がける廣村正彰による「蟻切手」。1円切手は1匹の蟻、そのようにして、どんどん蟻が増殖していく。


 大阪在住のデザイナー・森夕里子の「切手サイズ」という作品。身近にあるものをすべて切手という枠の中に収めた。同じ枠の中に入れるだけで、いつも見ているものが、なんだか少し特別なものに感じてくる。


 茂木宏造による「不発行切手」なる作品。よーく見てみると、東京タワーの横に未確認飛行物体があったり、スノボーをしているのが未確認動物(ヒバゴン?)だったり。絶対に発行されないだろうけど、こんな切手で送られてきたらちょっと嬉しい。

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