永遠のCM修行僧、中島信也の絵コンテ集

2008年 1月 17日 11:34 Category : Art

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 マンモスが勢いよく走ってくる日清カップヌードルの「hungry?」や、鉄棒をグルグルまわる少女が人気を呼んだ「燃焼系、燃焼系、ア~ミノ式」(サントリー)、京都の風情を見事に表したサントリー伊右衛門、美女4人が颯爽と登場した資生堂マキアージュ。

 中島信也が手がけるCMは、15秒、30秒の中で時にクールに、時に情感たっぷりに、そして時にぷぷっと笑わせられる、強く印象に残るものばかりだ。その中島信也が、『中島信也 あのCMの絵コンテ CMコンテ集』(マドラ出版)を上梓した。

 雑誌『広告批評』の別冊となるもので、この本には、中島信也が手がけたCM、約300本の絵コンテが収録されている。25年以上にもわたり、広告界の第一線でCMを作り続けてきた本人に話を聞いた。まずは、出版の経緯を尋ねると、

【中島】
 広告批評には『○○の全仕事』というシリーズがあって、それには憧れがありまして。特に、CMディレクター・川崎徹さんの全仕事はむさぼるように読んで育ったので。自分もいつかこんな本が出せるといいな、と思っていました。

 そして、昨年ギンザ・グラフィック・ギャラリー(以降ggg)とリクルートのギャラリーG8(以降G8)で同時期に展覧会を開いたんですね。gggの方では、『中島信也CM展 中島信也と29人のアートディレクター展』 と題して、グラフィックや映像の展示をしました。

 一方、G8ではgggと全く違うことをやろう、と絵コンテを展示することにしたんです。しかも、コピーじゃなくて、最初に描かれたオリジナルの原画を。それがきっかけで、本を出させてもらうことになりました。


 本を手にすると、とにかく分厚い。そして、中身はモノクロ一色、モノクロで描かれた手描きの絵コンテがとにかくたくさん続く。紙も普通のもので、『広告批評』の天野祐吉が手がけたという、装丁周りの印刷にはコストをかけていない様子。まるで教科書のようである。価格も¥1,260と厚さの内容の濃さのわりに非常にリーズナブルだ。

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