浅葉克己ディレクション「祈りの痕跡。」展

2008年 8月 1日 13:50 Category : Art

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 「文字」とは、言語を伝達し記録するために線や点を使って形作られた記号のこと。(2008年7月現在のウィキペディアより)文字体系が作られたことで、私たちは数千年前の人々が何を考えていたのかを、今現在でも知ることができる。

 7月19日より、21_21DESIGN SIGHTで始まった、浅葉克己ディレクション「祈りの痕跡。」展では、アートディレクターの浅葉克己氏がディレクターを務め、コミュニケーションにまつわるアートワークや写真、文字で構成された作品などを展示している。



 ディレクターの浅葉氏は、プレスリリースでこう語っている。
「最初に痕(あと)をつけたのは、誰か。僕の頭の中は、いつもその疑問から逃れることができない。最初の文字たちの誕生である。5千年前にシュメール人が粘土版に楔形の文字を記した。その瞬間、思考や感情、才能、芸術や科学は永遠の命を持った。「書く」という行為ほど人類に大きな影響を与えた発明はないと思う」

 そして、記者会見では「今の時代だからこそ、祈りにも通ずる文字というものを通して、もう一度コミュニケーションについて考えることが必要なんじゃないかと思う」と意気込みを語った。


Photo : Kazuharu Igarashi

 印象的だった作品をいくつか見ていこう。ギャラリー1に入るまでの途中には、浅葉克己氏による『西夏文字』という作品。 「縁者の言は剛けれど、心は日より熱く、郷主の声は柔らかなれど、心は月より冷たし」 この意味について、浅葉氏は

「これは西田龍雄先生と一緒に解読していただいたものなんですが、右から左に読んで、縁者の言葉は固いけれど心がこもっている、郷主の言葉は柔らかいけれど心は冷たいという、現代にも通ずるようなことわざです。最近はずいぶん解読が進んでいるようです」

 西夏文字とは、覚えられない文字と言われているそう。実際に文字を目にしてみれば、その理由が納得できる気がする。文字が複雑で覚えられない。

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