エリオット・アーウィット 独占インタビュー

2009年 5月 14日 11:50 Category : Art

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 1928年生まれのエリオット・アーウィット。80歳を越えた現在でも世界を飛び回る写真家だ。ドキュメンタリーやコマーシャル、ファッションなど幅広いフィールドでの活動を続けており、その思いがけない瞬間をとらえた作品は、何者にも真似ることのできないスタイル。

 今回はライカ銀座店オープン3周年を記念して行われている写真展 「New York and Dogs」のために来日したアーウィット氏に、さまざまな話を聞いた。


——アーウィットさんの写真は、決定的瞬間を捉えているとつねづね感じています。今回の展覧会のテーマは「New York and Dogs」ということですが、特に犬が空中高くジャンプしている写真には驚きました。あれはどういうシチュエーションなんでしょう?

アーウィット 犬を撮るときによくやっているのですが… 犬に向かって吠えると飛び上がるんですよ、「バウ!」って(笑)。吠え方は犬によって変えてますけどね。これはスイスの犬だったので、スイス語で吠えました(笑)。もちろん、犬によっては無視されることもあります。


——本展では生き生きとした犬の写真をはじめ、たくさんの決定的瞬間を捉えた作品が展示されています。なかなかうまく瞬間をとらえることのできない素人の我々ですが、何かコツがあったら教えていただきたいのですが…。

アーウィット 写真を撮るというのはそういう瞬間を捉えることがすべてなので、どうと言われても難しいのですが… ひとつアドバイスするとしたら、携帯では写真を撮らない方がいいでしょう。ちゃんとしたカメラを使って撮ることが大事だと思います。

——たとえばですが、枚数をたくさん撮るべきなのでしょうか。

アーウィット 違います。私は数少ないコマ数しか撮りません。後から整理も大変ですし、たくさんは撮らない方がいいでしょうね。自分が何を撮りたいのかにもよりますが… あの方はずいぶんたくさん撮っていますがね(笑)。(と、インタビュー中のアーウィット氏を撮影しているカメラマン氏を指してニコリ)

写真は釣りと同じようなところがあって、釣れることもあれば釣れないこともあります。食べられない魚ばっかり釣れることも、もちろんあります。だから、釣り人が鳥がたくさん群がっているところに行くように、私も何かが起こっているところには積極的に行くようにしますね。

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