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いま世界が注目するアーティスト、名和晃平「L_B_S」展

2009年 7月 9日 18:30 Category : Art

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 圧巻、圧倒、鮮烈、震撼…。モダンアートを通じて、久々に麻薬性を帯びた不思議な心地よさを全身で体感した。現在、飛躍的に注目度を増しているアーティスト、名和晃平氏による作品展「L_B_S」展が、東京・銀座のメゾンエルメス8階フォーラムで開催中だ。

 名和晃平といえば、「表皮」と「セル(Cell 細胞)」の概念のもとに制作した代表作「PixCell(ピクセル)」で知られている。動物の剥製、スニーカー、楽器、玩具、果物のレプリカといったオブジェクトの「表皮」を透明で無数のガラスビーズの膜で覆い、実際とは異なるフェーズ(様相)へと変容し、その完成された造形美ですでに多くの人々を魅了している。

 1975年生まれの彼は、2000年に初めて作品を発表して以来、国内外で今もっとも注目すべき若手アーティストのひとりであり、2005年にはメゾンエルメスのウィンドウディスプレイデザインも手掛けている。

 天高10メートルのフォーラムの会場に足を踏み入れ、その入口でまず圧倒されるのが、「PixCell」シリーズの代表作「BEADS/ビーズ」の新作「PixCell-Elk#2」。


(c)OMOTE Nobutada Courtesy of the Hermès Foundation

 巨大な鹿であるエルクの剥製とおぼしきモチーフは、その表皮を無数の透明な球体で覆われている。遠くからはシャボン玉のように見えたその球体は、近づいてみると、モチーフの表皮から湧き上がるかのように群生した気泡(ガラスビーズ)であることがわかる。誰もが作品の中に現れては消えるイメージに引き込まれるように作品の前に立ち尽くす。

 現実なのか虚実なのか… 気づけば、リアルとアンリアルの感覚を行ったり来たり漂っているかのような不思議な感覚に陥っているのだ。


(c)OMOTE Nobutada Courtesy of the Hermès Foundation

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