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現代中国を代表する「アイ・ウェイウェイ展—何に因って?」

2009年 8月 17日 18:00 Category : Art

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 「アイ・ウェイウェイ展—何に因って?」が東京・六本木の森美術館で開催されている。アイ・ウェイウェイ(艾未未)は、現代中国を代表する1957年生まれのアーティスト。美術、建築、デザイン、出版、展覧会企画などの多岐にわたる分野で活躍している。

 2008年の北京オリンピックスタジアム(愛称・鳥の巣)建設の際には、ヘルツォーク&ド・ムーロンの案に初期段階から中国側の総顧問、助言者として関わり、国際的な評価を一気に高めた。同展は、アイの1990年代以降の主要作品を中心に、新作6点を含む26作品を展示する過去最大級の個展だ。


《フォーエバー自転車》2003年
自転車42台、高さ275cm、直径450cm © FAKE Studio

 多岐にわたるアイの作品だが、まず最初に会場の入口のアトリウム空間で見ることができるのは、巨大なシャンデリアである。富を象徴するシャンデリアは、2002年の広州トリエンナーレに出品されて以来、ブリスベン、リヴァプールなど各地で形を変えて発表されてきたもの。今回のシャンデリアは6メートルもの巨大な物で、見上げると相当な圧迫感を覚えるほど。現代中国の急激な経済的繁栄を象徴する作品と言えるだろう。

 会場内では、立体、写真、ビデオ、インスタレーションなどの作品が3つのセクションに分かれて展示されている。まず最初のセクションは「基礎的な形体とボリューム」。会場に足を踏み込んだ途端、とても良い香りがしてくるのだが、その源は1トンものプーアル茶葉を圧縮してできた作品「1トンのお茶」。


《1トンのお茶》2006年
圧縮した茶1トン 100×100×100cm © FAKE Studio

 プーアル茶は茶葉を固めてから発酵させて作られるもので、伝統的に円盤状やレンガ状などのさまざまな形体に固められて熟成されるという。この作品ではその伝統を活かし、プーアル茶を1立方メートルで重さ1トンという同容積の水と同じ重さに圧縮した。およそ1部屋を埋め尽くすほどのプーアル茶を圧縮して完成させたという。

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