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冷戦時代のストリートが主戦場、写真家・北島敬三展

2009年 9月 28日 00:00 Category : Art

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 現在、東京・恵比寿の東京都写真美術館にて写真家・北島敬三の展覧会が行われている。70年代半ばから90年代初頭まで世界各地で撮影してきたスナップショットを一堂に集め、《コザ(沖縄)》、《NY》、《U.S.S.R》の3つのシリーズを軸に《東京》、《東欧》シリーズを加えた約190点で構成。時代の移り変わりとともに写真家の葛藤と挑戦の軌跡をも辿ることができる、見応えのある写真展だ。


プラハ/PRAGUE 1983年

 1975年。大学で夢中になれるものを見つけられずにいた21歳の北島敬三は、「ワークショップ 写真学校」の森山大道教室に参加し、教室の授業の一環で初めて沖縄・コザを訪れることになる。「ここを撮ってみたい」という衝動にかられた北島は帰京後まもなく再度コザの街に独りで降り立ち、その後1ヵ月に渡って滞在。

 そこで撮影された作品は、翌年、ニコンサロンでの初の個展「BCストリート・オキナワ」で発表され、非常に高い評価を得た。当時の時代背景としては、沖縄はまだ返還されたばかりでベトナム戦争終結直後、コザ暴動(1970年)の記憶も濃厚に残っていた時期。その後、北島は何度も沖縄を訪れ、16回にわたる展覧会と小冊子にまとめるも、次第に自身の中で葛藤を抱え、結局は写真集にまとめることはなかった。


コザ ビジネスセンター/KOZA BUSINESS CENTER 1977年

 今回の展覧会では、その当時の写真から21点が選ばれ展示されている。夜の歓楽街で客を待つ女、米兵と抱き合う日本人女性、酒場で踊る白人男性。被写体となった人々は雑然とそこに、独特の倦怠感とともに素のままで写っている。

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