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オランダのデザイナー展「トレジャー・ハント:心を捉えるものは何?」

2009年 10月 31日 03:40 Category : Art

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 近年注目を集めているオランダのアートやデザイン。その最先端で活躍するデザイナー6組による展覧会「トレジャー・ハント:心を捉えるものは何?」‘Treasure Hunt-Vanitas or Humanitas’が東京・西麻布のギャラリー ル・ベインにて開催中だ。


左から、マルタン・エングルブレクト、リアン・マッキンク、ベルトヤン・ポット、アム・ヴァン・デル・ルブ

 世界的な経済不況や治安悪化が続く状況の中、モノを作るデザイナーたちは、今まで以上にデザインの役割について考えてきた。この展覧会では、単なるビジュアル重視のデザインではなく、そこに深い意味と機能性、さらには人間の温もりを持ったデザインが紹介されている。6組のデザイナーによるインテリア・空間・生活スタイルの提案を通して「大切なもの、心を捉えるもの」を、訪れた人々に投げかける。

 例えば、ニールズ・ヴァン・アイクとミリアム・ヴァン・デル・ルブによる「ゴドガン・テーブル」は、受け継がれる職人芸にその価値を見出す。労働賃金の安さからインドネシアで生産されるプロダクツが多いなか、“インドネシアの職人でしか作ることのできない技術”にスポットをあてた。


「ゴドガン・テーブル」

 気の遠くなるような細かな彫刻からは、それに費やした膨大な時間と手作業による木彫りの温かさが感じられる。装飾をそぎ落とし、機能だけを残すデザインも美しいが、時間を惜しみなくかけた丁寧な仕事に心動かされる作品だ。


「リヴォルビング・シャンデリア」

 上の「リヴォルビング・シャンデリア」を手がけたデザイナー、ベルトヤン・ポットが大切にしているのは、見る人にファンタジーやきらめきを与えること。環境への負荷が少ないという点から最近はLEDが注目されているが、色の温かみを重視し、このシャンデリアには従来の電球を採用した。

 そして今までは無駄に放出されていた熱を動力として有効に活用し、シャンデリアのシェードを回す仕組みだ。シェードが回転しながらきらきらと輝くさまは幻想的。近い将来、全ての光源がLEDに変わってしまう前の、今だからこそ必要なデザインを提案した。

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