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28日まで開催中、恵比寿映像祭レポート(1) 「歌をさがして」

2010年 2月 20日 16:00 Category : Art

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 東京・恵比寿の東京都写真美術館で10日間のアート×映像の祭典「恵比寿映像祭」が始まった。

 今年のテーマは、「歌をさがして」。「映像」は記録手段としてフィルムやディスクというメディアが物質として存在するが、見る人の体験や記憶によって引き継がれていくものである。「歌」というのも不思議なもので、初めて聴いた異国の曲に懐かしさを覚えたり、同じ曲でも聴く場所や時間で感じ方が変わる。同じ「歌」でも、歌い手によってその曲は様変わりするのは誰もが知っていることだ。そういった「歌」の持つコンテクストを手がかりに、映像について考えるような作品が集められた。

 まずは、メイン会場となる東京都写真美術館の3階から見ていくことにする。この階では、リクリエイション、リメイク、カバーというキーワードで展示構成されている。

 入り口すぐのところにある、中国系インドネシア人の父とオーストラリア人の母を持つフィオナ・タンの作品。インドネシアに生まれ、オーストラリアで育ち、1988年からアムステルダムに移住したという作家は、人種問題を扱ったドキュメンタリーフィルムや植民地支配などをテーマに多国籍な価値観の映像作品で評価を得ている。

フィオナ・タン「Downside Up」2002年 (c)Fiona Tan / CourtesyWAKO WORKS OF ART, Tokyo

 作品は「ダウンサイド・アップ」(2002)という作品で、画面の天地が逆転している映像である。歩いてくる人が影になり、影がまた人になる。どっちが天でどっちが地なのか、モノクロームの映像を見ているとそれが一瞬よく分からなくなるが、もはやそれはどうでもいいことなのかもしれない。

 水による鏡面、光と影をテーマに扱った作品ということでフィオナ・タンの作品と並び展示されていたのは、アンリ・カルティエ=ブレッソンのあの有名な「サン=ラザール駅裏」。先日まで同館で展覧会も行われていたが、いつ観ても惹き寄せられる写真である。

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