クリストとジャンヌ=クロード展 LIFE=WORKS=PROJECTS

2010年 3月 15日 00:00 Category : Art

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 現在「クリストとジャンヌ=クロード展 LIFE=WORKS=PROJECTS」が、東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTにて行われている。これは2009年11月、ジャンヌ=クロード氏の訃報に接した同館ディレクターの三宅一生氏が、哀しみのなか「自分に何かできないだろうか」と考えた末、クリスト氏に申し出たことがきっかけで短期間のうちに実現した特別展である。クリストとジャンヌ=クロード氏は、基本的に回顧展の類いは行わない主義。彼らの長年にわたる友人である三宅一生氏の申し出が、彼らの活動を振り返る貴重な展覧会を実現するきっかけとなった。

「ゲート、ニューヨーク市セントラルパーク、1979-2005」でのクリストとジャンヌ=クロード、2005年2月(photo: Wolfgang Volz)

 クリストとジャンヌ=クロード氏のふたりは、半世紀にわたって世界中で、期間限定の巨大なアート作品を作り上げてきた。それはたとえば、パリ最古の橋、ポン・ヌフを輝くベージュの布で包んだり、カリフォルニアの丘陵地帯と日本の田園風景に黄色と青の傘の花を咲かせたり、ベルリンのライヒスターク(旧帝国議会議事堂)を銀色の布で包んだりといったもの。それらはそこに既にあるもの、その土地と密接に関わる建造物や自然の数々をアート作品の中に巻き込んだ、壮大なスケールを持つものである。

「包まれたポン・ヌフ、パリ、1975-1985」(© Christo, 1985, photo: Wolfgang Volz)

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