30日まで、フランソワーズ・ジローの日本初回顧展

2010年 3月 26日 19:00 Category : Art

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 東京・銀座のシャネル・ネクサス・ホールにて、フランソワーズ・ジローの日本初の回顧展「ア・ライフ・イン・アート フランソワーズ・ジロー回顧展」が開催されている。フランソワーズ・ジローは、ピカソが愛したミューズのひとりで、彼女自身も画家。ピカソと関わった多くの女性が偉大なピカソにのみ込まれる形で生涯を終えたと言われているのに対し、彼女はたったひとり彼に反旗を翻した存在としても知られている。88歳となる現在でも、ニューヨーク、パリを拠点に精力的に活動を行っている。

The Tree of Life, 2002, oil on canvas (c)Francoise Gilot / collection: Serge Panijel

 今回の展覧会はフランソワーズ・ジローの1942年から2008年にかけて制作された選りすぐりの作品、 約40点を紹介している。また4月3日(土)から茨城県笠間市の笠間日動美術館にて「ア・ライフ・イン・アート 花の女 フランソワーズ・ジロー ピカソ、マティスとともに」と題し、ピカソやマティスの作品も加えて展示される予定だ。

 1943年、フランソワーズ・ジローはナチス占領下のパリでピカソと出会い、1946年から恋人として彼と一緒に暮らすようになる。ふたりの間には息子のクロード、娘のパロマというふたりの子供も誕生し、それを機に南仏に拠点を移すことになるが、1953年にジローはピカソのもとを去り、ふたりの子どもを連れて再びパリへと戻ってくる。

 支配欲の強いピカソに愛想をつかした彼女は自立の道を選んだわけで、その前年にパリのルイス・レイリス画廊で開かれた彼女の初めての個展が好評を得たことも、彼女の決断を促したことになるだろう。その際の展示作品のひとつ「Still Life with Fruits」が、今回の展覧会に登場している。彼女の女性らしいおだやかな抽象画は、パリはもとより次第にイギリス、アメリカにも広がっていき、1970年には医学者ジョナス・ソークと再婚してアメリカに移住することに。彼女は1940~50年代のエコール・ド・パリと現代アメリカのアートシーンの架け橋となったわけだ。

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