サローネよりも面白い? 「ポスト・フォッシル」展

2010年 5月 11日 17:45 Category : Art

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 “デザイン界の新潮流”をテーマに、東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTにて「ポスト・フォッシル:未来のデザイン発掘」が開催中だ。

 未来の世界を予測する会社「トレンド・ユニオン」の創設者でもあるリー・エデルコート氏をディレクターに迎えた本展では、彼女が世界中から選りすぐった「いま注目の71組の作家(10ヵ国)による、130あまりにおよぶ作品」が展示されている。

ラウラ・リン・ヤンセン「廃物—美学」 ゴミが形づくるスカルプチュア(彫刻)。美的に廃棄物を隠蔽するための第2の皮膚としての容器は、使い続けるうちに形状を次々と変化させる。非常に現代的な彫刻としても機能する作品。

 見どころは、長きにわたり社会の現状を観察し、独自の観点で緻密に分析しつづけるトレンド分析のパイオニア、エデルコート氏が考える今後のデザインの最新予測が一挙公開されている点。彼女は(身近な例では)、ヨーロッパカーオブザイヤーに輝いた日産「マーチ」のデザインコンセプトワークを行った人物。世界的な企業とともに幅広く活躍し、その見識や審美眼は各国企業からも信用が厚い。そうした実績を持つ彼女が今何に注目しているのか? 今後世界を動かすであろう“デザイン界の新潮流”とは何なのか? 本展を訪れることでそれらがリアルに体験することができるのだ。

ニールス・ファンアイク「カウ・チェア」 今回の集められた作品の中には動物の皮を使った作品が多く存在する。この作品も一枚の牛皮のみで作られている。未処理の皮を水に浸して枠に張り伸ばし、そのまま乾燥させると、このような抽象的で先史的なフォルムが現れたのだ。

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