インタビュー:ギ・コジュヴァル オルセー美術館館長

2010年 7月 9日 00:00 Category : Art

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 東京・六本木の国立新美術館にて、開催中の「オルセー美術館展2010—ポスト印象派」。オルセー美術館館長のギ・コジュヴァル氏に、個人的に思い入れのある作品などについて話を聞いた。

ー過去にも「オルセー美術館展」は日本で行われてきましたが、あらためて今回行われる意義についてお聞かせください。

 日本は印象派の良い絵画をたくさんお持ちですね(笑)。今回の展覧会について言いますと、まずはこの20年間に、日本には来ていなかった絵画がたくさん来ていることにご注目ください。ピエール・ピュヴィ・ド・シャヴァンヌの「貧しき漁夫」、ギュスターヴ・モローの「オルフェウス」、そして、モーリス・ドニの「セザンヌ礼讃」など、名作の数々が来ています。

ギュスターヴ・モロー「オルフェウス」
(C)RMN(Musee d'Orsay)/Herve Lewandowski/distributed by AMF

 また、ピエール・ボナールの装飾パネルやエドゥアール・ヴュイヤールの「公園」なども要注目です。中でも、ヴュイヤールの「公園」は「貸し出すことは決してない」と言われるほどのものを今回持ってきました。もちろん、今までのオルセー美術館展でご覧になったものもあるかもしれませんが、これだけの数の絵画が一堂に会する展覧会はなかったのではないでしょうか。私ですら、これだけのボリュームを目の当たりにして感激していますから(笑)。

ー今回の展覧会の中で、特に館長自身が好きな絵を教えてください。

 日本の皆様のためにヴュイヤールの「公園」を持ってくることができて、本当に嬉しく思っています。なぜかと言いますと、私はヴュイヤールの研究を15年来行っておりまして、いろいろな論文、カタログレゾネへの寄稿もしております。それだけに大変思い入れが強いのです。

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