『エキサイトイズム』サービス終了のお知らせ
この度『エキサイトイズム』は2019年9月30日をもちましてサービス終了をさせていただきました。
これまで皆さまに賜りましたご愛顧に心より感謝申し上げます。誠にありがとうございました。

直島に新たな安藤建築、李禹煥美術館が開館

2010年 7月 22日 19:30 Category : Art

このエントリーをはてなブックマークに追加

 瀬戸内海に浮かぶアートの島、直島。瀬戸内国際芸術祭2010の会場でもある、この島に6月15日、新美術館「李禹煥美術館」が開館した。現代美術家の李禹煥(リ・ウファン)氏の初めてとなる個人美術館だ。

 直島には、アンディ・ウォーホルやデイヴィッド・ホックニーらによる現代アートを滞在しながら観ることのできる美術館「ベネッセハウス」や、クロード・モネ、ウォルター・デ・マリア、ジェームズ・タレルの作品を恒久設置する「地中美術館」などの美術館があるが、いずれも建築家・安藤忠雄氏の設計によるもの。「李禹煥美術館」も安藤忠雄氏が設計を担当し、地中美術館とベネッセハウスのちょうど中間に位置する谷あいに設けられている。

李禹煥美術館 写真:山本糾

 李禹煥美術館へのアプローチは、ちょうど海をのぞむことができる谷の上部から、階段状になっている。そこには、あえて海への眺望をさえぎるように大きなコンクリー卜壁があり、その壁を左に感じながら、訪れる者は一歩一歩、下へと降りて行くことになる。

 階段を下りきると同時に、壁による隔たりはなくなり、はっとするほど広い、海をのぞむ景色が目の前に広がる。その先には、作品「関係項−対話」(2010年)と「関係項−点線面」(2010年)が設置されているため、少し遠くから、作品に一歩一歩近づいて行くことになる。

 館内に入るまでには、正方形の「柱の広場」から長いスロープを経てチケットオフィスへと到達するのだが、歩みを進めて行くうちに、自分が徐々に内なる世界、李禹煥の作品世界に入り込んで行くような感覚を覚える。谷の上から半地下構造の美術館への効果的な誘導、これはまさに建築家・安藤忠雄の劇的な場の構成によるものだ。

夜、ライトアップされた美術館も美しい 写真:山本糾

Related article

  • 森美術館とフライターグのコラボ、75個限定
    森美術館とフライターグのコラボ、75個限定
  • 一見の価値あり!「ボストン美術館浮世絵名品展 北斎」
    一見の価値あり!「ボストン美術館浮世絵名品展 北斎」
  • 今週末見るべき映画「マダム・マロリーと魔法のスパイス」
    今週末見るべき映画「マダム・マロリーと魔法のスパイス」
  • MoMA DESIGN STORE 秋冬新作ピックアップ
    MoMA DESIGN STORE 秋冬新作ピックアップ
  • 都市における新しい宿泊のカタチ「9h:ナインアワーズ展」
    都市における新しい宿泊のカタチ「9h:ナインアワーズ展」
  • フランス、カルティエ現代美術財団でビートたけし/北野武の展覧会
    フランス、カルティエ現代美術財団でビートたけし/北野武の展覧会

Prev & Next

Ranking

  • 1
    プジョー、208シリーズのニューモデル発売
  • 2
    ドゥ・ラ・メールからボディクリーム誕生
  • 3
    メゾンエルメスでディディエ・フィウザ・フォスティノ展
  • 4
    クリエーターたちが結集、「銀座グランドホテル」オープン
  • 5
    イタリア、パオラ・レンティが日本本格デビュー
  • 6
    原宿・明治通りに「ゴディバ ショコイスト原宿」オープン
  • 7
    バレエの絵画と言えばドガ。それはオペラ座で競い合う踊り子達
  • 8
    「セイコー ブライツ」ワールドタイムソーラー電波時計の新作
  • 9
    ドイツの現代美術家、レベッカ・ホルンの日本初個展
  • 10
    今週末見るべき映画「ニューヨークの巴里夫(パリジャン)」

Excite ism :

このエントリーをはてなブックマークに追加