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六本木の超高層ビルで自然を感じる「ネイチャー・センス展」

2010年 8月 12日 10:00 Category : Art

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 うだるような暑さが続く東京・六本木で、涼感たっぷりの展覧会が行われている。東京・六本木の森美術館で開催中の「ネイチャー・センス展」だ。英語のタイトルでは「SENSING NATURE」と題した展覧会、六本木の超高層ビルの上で“自然を感じる”とはいったいどんな試みなのだろうか。

 「ネイチャー・センス展」は、異なるジャンルで活躍する3人の日本人アーティスト、吉岡徳仁、篠田太郎、栗林隆を起用した企画展だ。2010年、森美術館は「日本を再定義する」という年間テーマを掲げているが、今回の展覧会では、四季のはっきりとした日本に住む人々の“自然を知覚する力”、文化的に継承される独自の自然観を見つめ直すことがテーマだ。

 選ばれた3人は、森美術館の広い空間を縦横無尽に使いこなしながら、単に自然を再現するということではなく、「自然をどう捉えるのか」をそれぞれの視点から追求する展示を競っている。


吉岡徳仁「スノー」2010年

 展覧会冒頭を飾るのは、吉岡徳仁氏の「スノー」。既にエキサイトイズムでは先行してその概要をお伝えしているが、実際にその実物に対峙すると歓声をあげたくなるようなスケール感だ。横14m×高さ6m×奥行5mの巨大な空間の中で、雪のような羽毛が舞い上がるさまは圧巻のひと言。この作品は、創業444年を迎える布団の老舗メーカー、西川産業から羽毛数百キログラムを提供されて実現したもの。近づいて観てみると、羽毛の一つひとつは、まるでタンポポの綿帽子のようにも見えてくる。

吉岡徳仁「スノー」2010年

「雪にいちばん近い、空中に舞い上がる素材を探したときに、いちばん軽くて雪に近いものが“羽毛”だったんです。羽毛はタンポポの種(綿毛)にも似ています。空中に浮遊するようなものは、不思議とこういう形になってるんですよね」(吉岡徳仁氏)

 風をおこすファン2機を使って羽毛を定期的に舞い上がらせる「スノー」。ファンの回転の速度やタイミングについては、かなり入念に計算されて行われている。その結果、本作では自然の雄大な力を感じさせるようなダイナミックな”雪”を鑑賞することができる。


森美術館によるアーティストインタビューより引用

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