元祖・アートの島には新作品がぞくぞく:瀬戸内国際芸術祭

2010年 10月 25日 18:00 Category : Art

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 “瀬戸内国際芸術祭”の出発点とも言えるアートの島、直島。1992年のベネッセハウスミュージアム開館から18年、その名は世界に知られ、島を訪れる人の数も飛躍的な伸びを見せている。この数年で新たに追加された作品を中心に紹介したい。


 2006年にオープンしたベネッセハウスの新棟には、2009年、ふたりのアーティストによる作品が追加されている。パーク棟とレストランをつなぐ通路空間に、テレジータ・フェルナンデス氏による「ブラインド・ブルー・ランドスケープ」(2009年)。そして、パーク棟のホワイエの杉本博司氏による作品群だ。

「ブラインド・ブルー・ランドスケープ」テレジータ・フェルナンデス Photo:森川昇

 フェルナンデス氏による作品は、半屋外にあたる通路の壁一面に展開している。緩やかにカーブしたペールブルーの壁に、1万5千個にも及ぶガラスキューブ。それはまるで、上から落ちて来る雫の一瞬をとらえるかのように散りばめられている。

「ブラインド・ブルー・ランドスケープ」テレジータ・フェルナンデス Photo:森川昇

 大小さまざまな大きさのガラスキューブには屋外の風景が映り込むと同時に、鑑賞者自身が映るという仕掛けだ。日の光を効果的に使った作品なので、時間帯によってさまざまな表情を魅せてくれる。通路をゆっくりと、何度でも往復して覗き込みたくなるような作品だ。

「ブラインド・ブルー・ランドスケープ」テレジータ・フェルナンデス Photo:森川昇

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