クーペCLクラスに「レーダーセーフティパッケージ」を標準装備

2012年2月24日 10:40

 メルセデス・ベンツは2月13日、最上級クーペ「CLクラス」の全グレードに最新の予防安全システム「レーダーセーフティパッケージ」を標準装備することを発表、同日より販売を開始した。価格は1640万円(CL550 BlueEFFICIENCY)から3030万円(CL65 AMG)。

   「レーダーセーフティパッケージ」は、車両前方を監視する77GHz帯ミリ波レーダと、車両前後左右に設置される24GHz超広帯域レーダーという2種類のレーダーによる監視機能と自動ブレーキなどの制御システムとを組み合せた予防安全システム。昨年末には新型Eクラスの一部グレードにも標準装備として導入が開始された、最新の安全装備だ。

 同パッケージは合計5つのシステムからなっている。「PRE-SAFEブレーキ」および「ブレーキアシスト・プラス」は、前方衝突の危険に際し、自動ブレーキによる衝突回避もしくは衝突被害の軽減を図る装置。前方障害物との衝突の危険を車両前方のレーダーが感知すると、アラートやメーター内ディスプレイでの警告表示を開始。ドライバーが警告に対し反応を行なわなかった場合、前席シートベルトの巻き上げやシートポジションの自動修正などを経て、最終的には最大制動力による自動緊急ブレーキの作動までを行なうもの。

 この他、リヤバンパー内に設置された24GHz帯域レーダーの監視により、車線変更時における他車との側面衝突の危険を警告、また各輪独立自動ブレーキ制御により衝突回避をサポートする「アクティブブラインドスポットアシスト」、クルーズコントロール時に2種のレーダー波の検知機能により前方車両を追尾、車間や速度を自動で適切に保持する「ディストロニック・プラス」、フロントガラスに装着されたカメラによる監視によって車両の車線逸脱をドライバーに警告、さらに車線逸脱回避制御も行なう「アクティブレーンキーピングアシスト」を組み合せる。

 レーダーセーフティパッケージは、ドライバーの安全運転の一瞬の隙に顔を出す危険性を最新世代の安全装備でサポートするテクノロジーだ。最高クラスの安全性と快適な移動とを常にカスタマーに約束してきたメルセデス・ベンツだけに、今回のCLクラスの全車標準装備化に続く同パッケージの装着および設定車種のさらなる拡大にも期待したい。

取材/日岐まほろ