Rの凄み+ゴルフの誠実=VWゴルフR|試乗レポート

2014年 6月 13日 11:00 Category : Car

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運転しながら「ゴルフの皮をかぶったオオカミ」というフレーズが浮かんだ。だがその面白みの根底には、羊=草食系、オオカミ=肉食系、というロジックがある。さて、いまのゴルフが草食系かといえば、そうそう事は単純ではなさそうだ。ゴルフRにしたって、よく躾けられていて言う事もキチンときいてくれるから、もとより全然オオカミじゃない気もするし…。


ひとつ確実なのは、ゴルフRは最も高い付加価値を携えたゴルフだということ。車両価格は¥5,100,000。ゴルフのラインアップ中、最もベーシックな、ゴルフTSI Trendlineが¥2,587,000だから、ほぼ倍だ。…ゴルフTSI Trendline 2台分の価値があるか?と聞かれると答えに窮するが、ただ闇雲に速いだけでなく、その分ラクシュアリーにも造詣が深いから…、と弁明してあげたい。ライバルはゴルフGTIではなく、Audi S3である。S3に比べモードからやや距離を置いており、そんな立ち位置も、ゴルフRを選ぶ理由になることだろう。


最後に。これは「R」に限った話ではないが、8インチタッチパネル・ディスプレイを携えた純正インフォテイメントシステム“Discover Pro”の出来の良さには感心した。私はiPhone5Sユーザーだが即座に音楽も電話も、連絡先からの目的地設定もBluetoothで連携できた。インターフェイスもよく、モニターは日の直射を受けてもなお、クッキリと見やすい。

スマートフォンユーザーは、インフォテイメントシステムの出来をより重視することだろうから、アドバンテージとなることだろう。なぜかこのシステム、東名高速のSA名、IC名を読み上げる時だけ、激しくなまる癖があった。可笑しいな、と思いつつ運転していたのだが、東名高速牧ノ原SAを過ぎたあたりで、あまりのなまりように虚を突かれ、爆笑してしまった。「ああ、これが真のインフォテイメントか」と、独りごちた次第である…。


お問い合わせ:公式サイト

文/瀧 昌史、写真/©Volkswagen Japan、橋村夏彦

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