1+1の贅沢。ジャガーF-TYPE Coupé

2014年 7月 30日 12:00 Category : Car

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この6月にリリースとなったジャガーF-TYPE Coupé。今や巨匠の風格を得たデザイナー、イアン・カラムが仕立てたボディは、実に悩ましい。これは目の毒だ。クルマ好きの脳裏に焼き付く。そして8,230,000円~というプライスリストを見ると、悩ましさが倍増する。


ステアリングを握っても、また悩ましい。F-TYPE Convertibleではドライバーの額よりかなり前にあるAピラーの上端が、オープンカー的開放感をもたらすという効能があった。それを知った上でF-TYPE Coupéに乗ると、ちょっと混乱する。潜り込むように着座してシートベルトを締めると、カチッとしたクーペの密閉感が心地よく「あれ? コンバーチブルってどんな感じだったかな??」となるのだ。


最高出力340PSの3.0ℓ V6 スーパーチャージドエンジン搭載の F-TYPE Coupé(8,230,000円)、最高出力380PSの3.0ℓ V6 スーパーチャージドエンジン搭載の F-TYPE S Coupé(10,290,000円)、最高出力550PSの 5.0ℓ V8エンジン搭載の「F-TYPE R Coupé」(12,860,000円)がラインナップされており、そのラインはF-TYPE Convertible同様だ。


残念ながらF-TYPE S Coupéの試乗はかなわなかったが、F-TYPE Coupéの「軽快な緻密さ」が好印象だった。5.0ℓ V8エンジンは明らかに過剰で、クルマ自体がネットリと濃厚というか、重厚になる。まるで大吟醸だ。F-TYPEがV6エンジンを想定してつくられたスポーツカーであることを、改めて実感できた。

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