欧州No1の実力。FORD フィエスタ|試乗レポート

2015年 2月 18日 08:00 Category : Car

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走り出してすぐに気に入ってしまった。なんと人当たりのいいクルマだろう。しかもその人当たりの良さは、首都高に上がりアクセルペダルを深々と踏み込んだとて、微塵も変わらない。シートのタッチは柔らかく、サスペンションはしなやか。それでいて底知れぬ奥深さを予感させる。「ああ、最近こういうクルマに乗っていなかった。久しぶりだなあ」と嬉しくなった。これがふた昔前の邦画なら、口笛のひとつも吹こうかとなるシーンだ。


今さらFORDフィエスタ? と思った方は、かなりのクルマ好きだろう。そう、このフィエスタは2008年にリリースされた4代目のリニューアル版で、日本市場への導入は2014年2月になされている。その導入にあたり、各メディアに掲載された試乗記は、ほぼべた褒め。近年希にみる評判の良さだった。

最近インポーターの方と話す機会を得たのでフィエスタのオーナー像をうかがったところ、本命だったファミリーカー層とは一線を画す、フィロソフィーを携えたクルマ好きの方の多さに驚いているとのこと。日本では「通好みな一台」と化しているのだそうだ。……話をうかがっているうちに、改めて乗ってみたくなった。VWポロやプジョー208など、強敵ひしめくBセグメントにおいてフィエスタは、なぜ「通好みな一台」たり得たのだろう?

結論からいえばこのフィエスタ、愚直といってもいいくらい真面目なのだ。アストンマーティン風のイケメンぶりや、エッジーなウインドウグラフィックに惑わされてはいけない。クルマの挙動やレスポンス、ハンドリングやブレーキのタッチ等、磨きに磨かれ磨き抜かれている感がある。澄んでいる。とはいえ、あくまでBセグメント。例えばポルシのそれと比較する無粋はいけない。

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