前アップル日本法人代表・前刀氏が語る「だれもやっていない方法で、世の中にインパクトを与える法」

2012年 7月 24日 17:00 Category : Design

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 スティーブは僕に椅子をすすめると、おもむろに日本におけるアップルの状況を説明し始め、こう聞きました。「で、きみはどうしたらいいと思う?」僕は、「Apple」ブランド復活のプランを説明し、3年以内に実現することを強調しました。(本文より)

 “スティーブ”とはあのスティーブ・ジョブズのことだ。“僕”とはこの書籍『僕は、だれの真似もしない』の著者・前刀禎明(さきとう よしあき)さん。

 時代は2004年。アップル(当時はアップルコンピュータ)社はジョブズ復帰後の『iMac』のヒットで息を吹き返してから数年が経過したものの、『iPod』の売れ行きは満足のいくものではなかった。『iPod mini』の発売を控え、日本市場でブランド価値を復活させるための人材を求めていた米国本社が声をかけたのが前刀さん。上記はアップルの幹部たちとの面談を終えた前刀さんが、初対面となるスティーブ・ジョブズと一対一で行った”最終面接”のひと幕。

 ジョブズとの面接の緊迫感が伝わってくる序章のこのやりとりから一気に惹き込まれる。退出する時、採用の結果が出ていない状況にもかかわらず「一緒に写真を撮ろう」と呼びかけた前刀さん、「おまえがアップルに入ったら撮らせてやる」とその場ではオッケーしないジョブズ、この写真にいたるエピソードも興味深い。このお二人の写真の表情がまた素敵だ。

 その後本社のマーケティング担当の副社長として採用された前刀さんは、日本での『iPod mini』のマーケティングを展開していく。5色のカラーバリエーションをもつ『iPod mini』を女性誌、ファッション誌などとコラボし、“ファッションアイテム”として売り出し大ヒット。当時のCMキャッチコピーは「Goodbye MD」。実際、これがMD全盛の日本のポータブル音楽プレイヤー市場におけるシェアを塗り替えるきっかけとなった。その後、アップル日本法人の代表取締役も兼任。

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