「TOKUJIN YOSHIOKA_Crystallize」展~吉岡徳仁氏に聞く

2013年 10月 1日 12:05 Category : Design

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いよいよ10月3日より、アーティスト吉岡徳仁氏による過去最大規模の個展「TOKUJIN YOSHIOKA_Crystallize(クリスタライズ)」が、東京都現代美術館で3カ月以上にわたって開催される。

新作となる、音楽を聴かせながら結晶化させた絵画「Swan Lake」や、七つの糸から生み出される椅子「蜘蛛の糸」を中心に、韓国・ソウルの個展でも話題になったアトリウムの大空間にクリスタルプリズムでつくられた荘厳な「Rainbow Church」(虹の教会)、結晶化した薔薇の彫刻「ROSE」、国内では今回初公開となるストローを使ったインスタレーション「Tornado」など、新旧の作品約30点が美術館の各所に展示される。吉岡氏の世界観を一挙に体感できる展覧会を前に、今回の作品づくり、そのテーマなどについて話を聞いた。

吉岡徳仁氏。東京都現代美術館にて

-今回の展覧会のテーマについてお聞かせください。

私はこれまで、「セカンド・ネイチャー」展(2008年)「ネイチャー・センス」展(2010年)などで、「自然」を表現する作品をつくってきました。田舎育ちなので、幼い頃から自然の素晴らしさや怖さも体験してきて、それが作品づくりに影響を与えているのだと思います。また、あの大震災を経験したことで、自然と人間の関係性について考えざるを得なくなった。結果、自然とは何かを考えるうちに、クリスタルや結晶といった自然界に存在するものに命を吹き込むような、自然のエネルギーそのものを表現した作品をつくりたいと思うようになりました。

-東京都現代美術館を会場とするにあたり、どのようなことを考えましたか。

はじめに会場の大きな吹き抜け空間を見て、「この場所を生かした作品をつくりたい」と感じました。当時、韓国ソウルで開催していた「Rainbow Church」を発展させた作品を展示することにしました。ソウルで展示した時は、まだ実験段階でもあり、クリスタルと光の関係についてさらに研究、実験して、今回はその完成形といえる作品になっています。

2010年、韓国・ソウルでの展覧会で展示された「Rainbow Church」

新作、結晶化した薔薇の写真「The Rose」(2013)

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