木の名作椅子「HIROSHIMA」が生まれる現場を訪ねる。 マルニ木工・本社工場レポート

2013年 10月 21日 12:00 Category : Design

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伊勢丹新宿店と広島の家具メーカー マルニ木工によるエキシビション「ふしとカケラ MARUNI COLLECTION HIROSHIMA with minä perhonen」が、いよいよ10月23日(水)から伊勢丹新宿店本館1階ザ・ステージで開催される。

今回はここで発表される、ひとつひとつの木の個性がいかされた「ふしとカケラ」をテーマにした、プロダクトデザイナー深澤直人と、ファッションブランド ミナ ペルホネンのデザイナー皆川明という、日本を代表する二人のデザイナーによる、注目のコラボレーション作品がつくられる背景を追って、広島県にあるマルニ木工の工場にとんだ。マルニ木工の技術力が生み出すクオリティの高い木工家具と、深澤直人がデザインしたマルニ木工の新しいスタンダードである椅子「HIROSHIMA」の制作の現場を中心に、世界が注目するマルニ木工のものづくりの秘密に迫りたい。

「ふしとカケラ MARUNI COLLECTION HIROSHIMA with minä perhonen」(02'42")
Directed by: Tsukaya Suzuki
Cameraman: Yuzaku Aoki
Music by: Ayako Taniguchi

マルニ木工は1928年「工芸の工業化」をモットーに広島に創業以来85年にわたり、木工家具をつくり続けている老舗家具メーカーだ。職人気質の手仕事の確かさと、自社で開発した高度な加工技術をもった工作機械により、それまで目指してきたクラシック家具の工業化を実現、日本の家具メーカーのトップブランドのひとつになった。

そんなマルニ木工が新しい時代のスタンダードとしての木の家具づくりのパートナーとして選んだのが深澤直人である。現在ではその代表作である椅子「HIROSHIMA」を含む「MARUNI COLLECTION」は、世界各国で評判を呼び、深澤に加え、英国人プロダクトデザイナー ジャスパー・モリソンも参加したそのコレクションで、世界的な家具メーカーの仲間入りをしたことは周知の通りである。

広島市内から車で一時間ほどの場所にあるマルニ木工本社工場は、山々と緑に囲まれた7万4千平方メートル、東京ドーム約1.5倍という敷地のなかにある。工場は、家具の材料となる木材を保管しておく木材置き場から、木取工場、巨大な加工・組立工場、木材乾燥室、塗装工場など、10あまりの棟からなり、木材の削り出しから検品出荷まで、一方向に流れる効率的なラインが形成されている。現在、マルニ木工の製品の約9割がこの広島工場で生産されているという。


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