「輪島キリモト・桐本木工所の150年」が日本橋三越本店で開催

2013年 10月 25日 18:16 Category : Design

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現代的な輪島塗の漆器を手がける桐本木工所の歴史を振り返る展示「輪島キリモト・桐本木工所の150年」が、「三越創業340周年」企画の一環として、日本橋三越本店で10月30日から11月5日まで開催される。

「輪島キリモト」は、石川県輪島市に拠点を置く桐本木工所が手がけるブランドだ。漆の器や小物、家具から、建築内装材に至るまで、現代の暮らしにマッチした、さまざまな漆の可能性に挑戦し続けている。桐本木工所の三代目である桐本泰一氏は、脈々と続く技術と形状を活かしながらも、今の暮らしに通用する漆を使ったプロダクトを次々と生み出している。“いつもの生活の中で、当たり前のように漆を使ってほしい”という想いを、さまざまな形にする桐本氏に、今回の展示、木工所の歴史について詳しくお話を伺った。


―「輪島キリモト・桐本木工所の150年」というタイトルを見て、あらためてその長い歴史に驚きました。そもそも輪島キリモトさんが日本橋三越本店に出店されたのはいつ頃のことなのでしょうか。

“J・スピリッツ”という新しい和のコーナーをつくるので、そこに出店してみないか」というお話を電話でいただいたのが、ちょうど9年前の10月7日のことです。最初は期間限定の店舗の話かと思ったら、そうではないということだったので、びっくりしました。三越さんの売り場には、たくさんの企業や問屋さんが出店されているかと思いますが、自分たちのような“家業”での出店というのは、おそらく数少ないのではないかと思います。

桐本木工所は、もともと私の祖父である桐本久幸が昭和4年に朴木地業を創業したところが始まりです。さらにさかのぼると、私を含めて六代前から一貫して輪島の漆器にたずさわってきました。江戸時代から明治にかけては輪島漆器の製造販売、大正、昭和初期は塗師として。そして、祖父の(桐本)久幸は漆器のベースである木地業を創業し、私の父、(桐本)俊兵衛は、家具や特殊木地を創作する体制を整えました。


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