ロボットとヒトの幸福な未来とは/ロボットデザイナー 松井龍哉。 あざやかな未来(1)

2014年 2月 10日 12:02 Category : Design

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ロボットデザイナーとして多方面に活躍する、松井龍哉。前回の特集から約4年が経過したいま、社会の変化とともに疑問にぶつかりながらも、まっすぐに未来を見つめるその想いをインタビュー。

#01.ロボットとヒトの幸福な未来とは

「ロボットはヒトを幸せにするか?」―アニメや映画などを通して子供の頃からロボットに親しんできた私たちにとって、それはつねに身近に感じてきた課題。答えは―「YES」。ロボットデザイナーの松井龍哉氏は、そう答える。社会の変化とともに疑問にぶつかりながらも、いま、まっすぐに未来を見つめるその想いをインタビュー。

松井氏がフラワー・ロボティクス社を設立し最初に手がけたロボットは、2001年のPosyだった。ウェディングのフラワーガールにインスパイアされたPosyは、純粋無垢な佇まいと、ロボット特有の無機質さが加わったヒト型ロボット。ちょうど日本のアニメやアートが世界から注目されたジャパニーズ・ポップカルチャー全盛の時代に、Posyは世界からも人気を集めた。


「当時はプロダクトとしてロボットを開発する目的が機能以前の存在意義を問う時代だったのだと思います。ロボットとの生活に対する期待値が高まっていて、人間とどう共存していくのかをみんなが夢見ていた時代。そのためにPosyにはある世界観を当てはめ人との距離をデザインすることから考え始めました。人の幸せに寄り添い、導くフラワーガールのポジション。ロボットは生活の中心から位置をずらしたところで人を先導し共存する。人とロボットの関係性をデザインしていました。

けれども近年は、ロボット開発に必要な要素技術のコモディティ化などが進み産業の裾の尾が広がり始めました。ロボットは社会の中で実用化され製品として、また事業のデザインとして価値が問われる時代です。私も、社会インフラの中で、ロボットをどう使うかということをデザインしています。そこで開発してきたのが、スピーカー型ロボットのPlatinaやマネキン型ロボットのPalette。そしてKDDI社と共同開発した、スマートフォンの機能を拡張するロボットPolaris等でした」。

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