自然・先端科学・デザイン。未来を肯定する意思/ロボットデザイナー 松井龍哉。 あざやかな未来(2)

2014年 2月 10日 12:01 Category : Design

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ロボットデザイナーとして多方面に活躍する、松井龍哉。前回の特集から約4年が経過したいま、社会の変化とともに疑問にぶつかりながらも、まっすぐに未来を見つめるその想いをインタビュー。

#02.自然・先端科学・デザイン。未来を肯定する意思

日本のバイオテクノロジーは今世界から注目を集める。ロボットデザイナー、松井龍哉氏が、昨年から新たに手掛けているのが日本のバイオベンチャーとのコラボレーションだ。「今年はバイオ、メディカル、さまざまな分野での先端科学のデザインに挑戦していきます」。そういって未来に向かって次々とチャレンジを続ける松井氏に、これからの未来×デザインの展望を伺った。


「今年1月末に、シリコンバレーでこのバイオベンチャーが、開発中の「1分子シークエンサー」で得られたデータを世界初公開したばかりなんですけれど」、と松井氏が見せてくれたのは、大阪大学発のバイオベンチャー企業、クオンタムバイオシステムズ社のウェブサイトだった。今回はロゴデザインに始まるCI計画からウェブサイトの製作まで松井氏のデザインチームが担当している。まるでS.キューブリックの映画のようなインパクトあるデザインに、思わず引き込まれてしまう。PC画面の奥には、DNAという宇宙空間が広がっている。

「2001年から7年間『細胞工学』というバイオサイエンス研究の「今」がわかる専門誌の表紙デザインを手がけていて、毎月様々な研究室を訪れ電子顕微鏡で実験中のデータを撮影していました。京都大学の山中教授にノーベル賞受賞前にiPS細胞の画像データを頂き表紙のデザインにさせていただいたり、バイオサイエンスの研究とはつながりがありました。日本のバイオテクノロジーの進化は大きな展開をみせています。

これからは分子レベルで体から病気を未然に防ぐ様々な方法が発見されていくでしょう。そうした日本の最先端の取り組みを、デザインという手法で世界に発信するのが僕らの役割です。このウェブサイトは2014年にリリースしたばかりですが、日本の技術の緻密さ表すよう務めました。日本発のバイオベンチャーが世界で認知されるため、クール、精密、正確さというに日本からイメージされる特徴を効果的に視覚化しています」。

その他にも複数の大学研究室等とメディカルに関するプロジェクトが進行中らしい。

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