カスタマイズする醍醐味。BMW Motorrad「R nineT」

2014年 12月 25日 08:30 Category : Design

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BMW Motorrad(モトラッド)に興味をもったら、「Long Way Round(邦題:ユアン・マクレガー 大陸横断〜バイクの旅)」を観るといい。ロンドンからニューヨークまで、ユーラシアとアメリカ大陸を横断するドキュメンタリーで(スターウォーズで若きオビ=ワンを演じた)、ユアン・マクレガーが頼りにするのはフォースでもライトセーバーでもなく、BMW MotorradのR 1150 GS Adventure。このGSがいかに究極の旅バイクであることがわかる。

BMW Motorradのラインナップはエンデューロ、ツアラー、ネイキッド、スーパースポーツ、ビッグスクーターと幅広い。ただ、ライダーの間ではエンデューロやツアラーといった旅バイクのイメージが圧倒的に強いように思う。個人的には2007年にハーレーダビッドソンのFLTRと、BMW MotorradのR 1200 GSを天秤にかけ、迷いに迷ってFLTRを選んだ。FLTRには天文学的な数のカスタムパーツを使って自分だけの1台に仕立てる楽しさがあった。ただ眺めたり、手をかけたり、俗に“盆栽”趣味と言われようが、これもバイクを所有する醍醐味のひとつだ。

BMWのカスタマイズはシートポジションを自分の体型に合わせたり、パニアケースを付けて積載量をアップさせたり、より使いやすい“道具”にするためのものが本流。そんな道具感こそBMW Motorradの魅力のひとつだと思っていたが、固定概念を根底から覆してくれそうなのがR nineT(アール・ナインティ)。遊び心たっぷりなブランニューモデルだ。


R nineTはBMW Motorrad 90周年を記念してリリースされた。しかし単なるアニバーサリーモデル以上に野心的でもある。その開発において主導的な役割を果たしたBMW Motorradの車両デザイン部長であるオラ・ステネガルド氏は、担当直入に言う。

車両デザイン部長であるオラ・ステネガルド氏は2003年からBMW Motorradに在籍

「R nineTはカスタマイズしやすいベーシックなバイク。(自分色に染められる)白いキャンバスです。例えば“プラグインプレイ”と呼んでいますが、電気系統のハーネスを分割式にすることで、パチッとカプラーを差し替えるだけでパーツを付け替えられるようにしています」。

これは従来のBMW Motorradのイメージを覆すアプローチだ。そして開発の発端も意外だ。

「R nineTは小さなグループで開発しました。バイク好きが集まると自分たちが乗りたくなるようなバイクを作ろう!となります。そこがスタートラインです。“インターナルガレージプロジェクト”と呼んでいますが、今ではBMW Motorradのアイコンといえる存在のGSシリーズも、もともとは“インターナルガレージプロジェクト”から生まれたのです」。

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