あのクリエイターに今、ききたいこと。倉島拓人さん/プロダクトデザイナー

2017年 4月 28日 13:00 Category : Design

このエントリーをはてなブックマークに追加

クリエイターの何気ない会話を通じて見えてくる人となりや、
その人なりのモノゴトの見方、とらえ方。JIN KURAMOTO STUDIOのスタッフが、
家具のデザインコンペに入賞したみたいで。ちょっと気になって、きいてみました。

──倉本仁さんところに、いつから?
2年くらい前から。働き始めました。

──肩書きは?
プロダクトデザイナーですね。

──新卒で入った?
そうです。夏休みとか春休みにインターンして。大学は山形で、東北芸術工科大学。大学では、家具っていうよりもプロダクトデザイン全体をやってて。仁さんの所にインターンに来たのは、家具もやっているし、プロダクトもやっているし。両方やっているところに、行ってみたいなと思って。

──今回どんな賞を?
家具の。旭川で、3年に1回やっている国際コンペ(国際家具デザインコンペティション旭川 2017)に応募して。それでも1番ではないんですけど、一応、2番でシルバー賞みたいな。うーん、ちょっと名前が思い出せないんですが、シルバーリーフ賞ですね。1位は外国の方で、デンマークかどっかの。あ、フィンランド人でした。

──なんでコンペに?
今回出したのは、大学の卒業制作で作った椅子。仁さんのところに入って1、2年経って、ようやく仕事にも慣れてきたので、改めて作品をちゃんと見てもらおうと思って出しました。卒業制作の提出が、卒業制作のレビューまでに間に合わなくて。デザインの評価の以前に「期限を守れていないね」っていう評価だったので。

──今回は、どこが評価されたんですか?
正式な発表はまだで、聞いてないんですよ。授賞式は、国際家具デザインフェア旭川(2017年6月21日〜25日)であるみたいで。「受賞おめでとうございます」みたいなメールが来て、素直にうれしかったですね。大きいコンペだったので「まさか自分が」じゃないけど。

──どんな椅子ですか?
実物がないんで、写真でいいですか。この黒い方ですね。卒業制作は2脚作って、今回コンペには1脚出しました。学校の設備が田舎だからか、整ってて。自分で作りました。ジグを作って、がんばって椅子を作るという感じで。曲げ木という木を曲げる技術を使って、きれいな椅子を作ろうと思いました。


──曲げ木が好き?
曲げ木だと、学校でしっかり作れたんです。いろいろ検討して、最終的に構造を際立たせるような、曲げ木の椅子といいますか、そういうことになっていくんですけど。3つの細いラインでつないで、細い線でも強度を補完している、構造から成る椅子。作って座って、強度を確かめて、またやり直し。大学3年の時に作った椅子は講評で壊れたりしましたね。けっこう、学生の椅子は壊れます。


──椅子を作ったのは初めて?
3脚目くらいでした。ちゃんとした椅子は2脚目。大学の木工の授業とかで作ったり。木工コースの人に比べると少ないです。プロダクトと木工を両方やりたかったので、木工ばっかりやっていたわけじゃなくて。

──次の何かを作ってますか?
これから作っていきたいというところですね。今、やっと仕事に慣れてきたというのがあって。仕事のペースがようやくつかめてきたんです。ゆくゆくは独立したいので、独立した時に「誰だろう」ってならないように、ちょっとずつ活動して作っていかないと。事務所に入るときは、仕事をしながら、コンペとかやりながらと思っていたけど、仁さんの求めるレベルが高いなあというのがあって。がんばって仕事をするのが、入って2年くらいの目標でした。

──賞金100万円は?
まだ受け取ってないです。事務所のみんなで飲みに行こうとはなっていますが、やっぱり次の作品作りにあてたいですね。仁さんには「ちょっとごほうび買わないかんやろ」って言われてますけど。

倉島拓人(Takuto Kurashima)
1992年長野生まれ。東北芸術工科大学卒業後、JIN KURAMOTO STUDIOにプロダクトデザイナーとして在籍。家電製品や日用品、家具などさまざまなプロジェクトを担当。

Link
JIN KURAMOTO STUDIO
国際家具デザインフェア旭川
東北芸術工科大学

Ranking

  • 1
    フォトギャラリー:Lexus L-finesse - crystallised wind
  • 2
    フォトギャラリー:リコー GR DIGITALIII発表会
  • 3
    フォトギャラリー:「アウディA5 カブリオレ」発表会
  • 4
    今週末見るべき映画「教授のおかしな妄想殺人」
  • 5
    フォトギャラリー:「harman/kardon GLA-55」
  • 6
    ひとときも飽きることがない|ワン&オンリー・リーティラ|モルディブ
  • 7
    三宅一生ディレクション「XXIc.- 21世紀人」
  • 8
    オーストラリア大陸が凝縮された神秘の島へ|疾走オーストラリア、9000kmの旅#03
  • 9
    注目にはドッカーン加速で。ラクで楽しいNM4|試乗レポート
  • 10
    Interview:「イロイロ ぬくもりの記憶」アンソニー・チェン監督

Excite ism :

このエントリーをはてなブックマークに追加