ザハによる世界初の試み、ニール・バレット青山店

2008年 9月 19日 12:55 Category : Design

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 ミラノ発のメンズファッションブランド、ニール・バレットの新しい旗艦店が、東京・南青山にオープンした。ショップデザインを手がけたのは建築家、ザハ・ハディド。世界から高い評価を得る女性建築家、ザハは、これまで美術館や企業施設などのプロジェクトを手がけてきたが、今回のようなショップデザインを手がけるのは初めてだ。


 世界初のザハ・ハディドによるショップデザインの登場とあって、ファッション通だけでなく、デザイン通からも注目されている。そこで来日したデザイナー、ニール・バレット本人に今回のショップオープンについて話を聞いた。



ザハ・ハディド初の試みが実現した経緯は? ザハとは以前から関係があったのか?

 「いいえ、今回初めて彼女に依頼しました。今回のデザインはザハ・ハディドともう一人のパートナー、パトリック・シューマッハも参加していますが、パトリックはもともと私の過去のヴィンテージクローズの愛用者だったのです。ですから私の服作りに関して非常に良い理解を示してくれました。私は初めてのことに挑戦するのは楽しみでもありますが、彼女も同様に初めての試みを楽しんでくれたのだと思います」


なぜザハ・ハディドを選んだのか?

 「私にとって尊敬するクリエイターの一人です。流れるようなラインや、浮かび上がるような存在感など、彼女のスタイルすべてが好きだったのです。今回のプロジェクトでも彼女とは何度も話し合いをしましたが、決して私の考えを押し付けるようなことはありませんでした。最初のスケッチを見て、これだ! と満足できたので、ここにある完成形もほとんど最初のスケッチから変わっていないんです」


 そうやって完成したショップデザインの中でも、ひときわ目立つ存在が、フロア中央にあるオブジェである。「スカルプチャー・ファニチャー」とニールが呼ぶ白いオブジェは、まさに美しい彫刻のようだが、靴や小物を並べる什器としても機能する。


 しっとりとした優しい風合いは、コーリアンという人工大理石によるもの。有機的な曲線フォルムは、ちょうど人を包み込むようなサイズ感で空間を遮り、その前を歩くと包み込まれるようなゆったりした気分になる。それでいてオブジェの正面をのぞくと、リズミカルに重なる曲線は白シャツの襟やカフスのような、不思議な造形に圧倒されてしまう。

フォトギャラリー:ニール・バレット青山店がオープン

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