実働する巨大ロボット、クラタス/2014、最新テクノロジー(4)

2014年 2月 24日 10:57 Category : Digital

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最先端のテクノロジーにより、近未来感あふれるSFのような体験や、漫画の世界が現実のものとなりつつある。生活を大きく変える可能性のある最新のテクノロジーを、ピックアップして紹介する。

#04.実働する巨大ロボット、クラタス

林立するビルの谷間に、あるいは急峻な山峰の隙間に、鈍い光沢を放つ巨大な影が踊る。分厚い金属板で構成された躯体から伸びる、重厚な鋼の腕。二本の足で大地を踏みしめて敵と対峙する立ち姿は、巨大ロボットの最も見栄えのする光景だろう。

巨大で、ロボット。「男の子」だった者ならば、一度は夢中になったであろう存在だ。人型の巨大な機械同士が激しくその身を打ちあいながら戦う姿に、少年たちは時代を問わず熱狂してきた。

男児向けならば「超合金」などのオモチャ、小学生くらいからはプラモデルという形で、少年たちはミニチュア化された巨大な彼らを手にし、自分の手で鋼のマシンを自由自在に操る空想に魅了される。

ほとんどの場合、その憧憬はやがて青年期の新たなあこがれへと移ろってゆくが、それでも一度彼らの心を掴んだ巨大な影は、心の奥で鈍く息づき続けている人も多いのではないだろうか。スポーツカー、腕時計、オーディオなど洗練された大人の趣味の中にも、ときに少年らしいディティールが見え隠れする。

少し前までは、子供の頃の「巨大ロボット」という現実にあり得ざる夢は、すこしほろ苦い想い出とともに大人の夢に上書きされてゆくものだった。しかし、2012年の夏に、それは落雷のように突然の衝撃として目の前に現れた。

ワンダーフェスティバルという、本来は立体造形物、つまりフィギュアを中心としたガレージメイカーたちの即売会の会場に、突如、全高4メートルもある鉄塊が出展されたのだ。

ワンダーフェスティバルに出展されたKURATAS(クラタス)

「商品名」は"KURATAS(クラタス)"。鉄鋼による板金と油圧シリンダーの集合体であり、正真正銘の「動く巨大ロボット」だ。脚部こそ2足歩行ではなく、車輪をもった四脚による移動機構であるが、平面の金属板を張り合わせた躯体、銃器を備えたふたつの腕部(もちろん実弾ではなくBB弾を発射する)、ハッチが開閉し、四方をモニタに囲まれたコックピットと、かつて見慣れた巨大ロボットのテンプレートをしっかりと踏襲している。

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