目にした美しさ、そのままに。「SIGMA dp2 Quattro」

2014年 9月 1日 09:00 Category : Digital

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カメラと言えば、一昔前まで日本人観光客のシンボルであった。行く先々で、これでもかというくらい見るものすべてをパチリ。国内はもちろん、フランスのエッフェル塔やイタリアで食べた本格パスタ。きらびやかに光るNYのネオンに、強いてはレストランの看板やショップのディスプレイまで。まるで写真だけを撮りにきたかのようなその異様な光景に、外国人たちは驚愕したものだ。

そんなステレオタイプも、現代では少しずつ変わってきている。たとえば東京の下町なんかを歩いていると、Made in Japanの立派な一眼レフを首から下げた外国人がウロウロ。かつて海外で見られた光景が、時空と場所を超えて再現されているのだ。だからといって日本人がカメラ離れしたかというとそうではない。生まれながらに写真が好きなサムライたちは、手軽に使える携帯電話やスマートフォンを片手に撮りまくり。あなたも、最低でも1日に1回はあの独特な「カシャーッ!」という音を鳴らしているのでは?

しかし、いくら性能が上がっているとはいえやはりそこは簡易カメラ。被写体にレンズを向けて画面を覗いた瞬間、こんな風に思ってしまうことはないだろうか。「ん、なんかちょっと違う……」。目に飛び込んだ瞬間に走る“いい感じ!”という感動が、小さな画面を通すとなんだか急に味気ない場面に見えてしまう。せっかくピンときたその光景を、中途半端に終わらせてはもったいない。今一度カメラの底力を信じてみようではないか。

そんな“携帯カメラ卒業宣言”に応えるかのように、今年の6月、株式会社シグマが新しくコンパクトデジタルカメラを発売した。その名も「SIGMA dp2 Quattro」。“作品づくりのためのカメラ”を目指す社の哲学をギュッと詰め込み、本格的な芸術表現をより身近にするための本質性能だけにこだわった一品である。

「SIGMA dp2 Quattro」オープン価格
サイズ:161.4mm(幅)×67mm(高さ)×81.6mm(奥行)、重量:410g(電池、SDカード除く)、有効画素数:約29MP (T(トップ):5,424×3,616 / M(ミドル):2,712×1,808 / B(ボトム):2,712×1,808)


このカメラ最大の特長は、すべての光と色の情報を素直に取り込める世界唯一のフルカラーセンサー「Foveon X3」。レンズが拾った光は垂直方向に色分離され、3つの層で情報を取得するため、豊かなグラデーションや色彩のトーンをくまなく表現できる。原理的に偽色が発生しない、つまり、目で見る質感と同質の表現力を持っているのだ。まさに、「なんかちょっと違う……」とは言わせないカメラと言えよう。

発売元のシグマ自身、このカメラを次のように表現している。「写真としっかり向き合える仕様として完成させた、どこまでもストレートなデジタルカメラ」。より精彩に、よりリッチに。人間の視線に近い遠近感と、撮影時に見たままの光景に最も近い印象を再現する力は、デジタル一眼レフカメラにも引けを取らない。そのコンパクトなボディからは想像もできないパワフルな画質。撮影の楽しさと表現する喜びを、心から実感できるのだ。

このユニークな形もまた、魅力のひとつ

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