デザインから見る、新型MacBookの凄さ(1)

2008年 10月 27日 22:55 Category : Digital

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 先日、新しいMacBookが発売された。「ゼロからのデザイン」と謳う通り、これまでにないボディの美しさが話題を集めている。と言うのも、いくつものパーツを組み立てる従来の方法ではなく、1枚のアルミ板から削り出す「ユニボディ」という画期的な方法で作られているのだ。継ぎ目のない、非常に滑らかな“アルミの個体”であることが感じられるだろう。


 アップルジャパン本社にて、そのユニボディを見せてもらった。ひっくり返して裏を見ると、精度の高さが改めて分かる。わずか数ミリのネジの留め具に至るまで、一体化されたボディなのだ。航空宇宙産業などで使われるCNC(コンピュータ数値制御)装置を使って、ミクロン単位の誤差までも完璧に制御し、削り出したと言う。その部品点数は従来の約40%(約60%の削減)だ。


 「アップルのデザイン・フィロソフィーに『シンプル』というのが、大きなキーワードとしてあります。例えば一般大学生が入学時に購入できるような価格設定にしながら、製品に対してレベルの高い素材、デザインを追求する。そこがアップルらしさなんです」 と、PRマネージャーの鈴木正義さん。

 軽くて堅牢であることから、高級オーディオやカメラにも見られるアルミの削り出し。しかしそれらの価格が桁違いであることは言うまでもない。そうした“男の趣味”的なものではなく、実用的なノートブックパソコンとして、アップルは市場に送り出した。もちろんその美しいボディは“男の趣味”心をくすぐるものであるに違いないが…。


 ユニボディの美しさは随所で感じられる。例えばディスプレイを開けるための正面の凹み。ここに指先を掛けてディスプレイを開けるのだが、スムースに開けられて、なおかつ圧力を掛けすぎない、適正な凹みにするために、数百種類も試作したと言う。滑らかなカーブを描く凹みは、指先に何度触れても気持ちがいい。

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