手縫い靴の魅力を知るエントリーモデル

2013年 11月 27日 17:00 Category : Fashion

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“九分仕立て”という言葉を聞いたことがあるだろうか。この言葉を理解するには、まずは靴の構造を知る必要がある。


靴は、大別して甲を覆うアッパーとソールがあり、ふたつをひとつにする工程を底付けという。いまは接着剤で貼り合わせるだけのセメンテッド製法も多いが、かつては複式縫いと呼ぶ工程を採っていた。ざっくりと言えば、アッパーと中底を縫い(すくい縫い)、その中底を本底に縫う(出し縫い)という二段階の縫製を経る製法だ。
これを機械化したのがグッドイヤーウエルト製法で、九分仕立ては、すくい縫いまで手の仕事を残したものを言う。中途半端に感じるかもしれないが、そこにはもちろん意味がある。革は木型と呼ぶ足のカタチをした型に釣り込んで縫製するが、これを手で行えば木型の起伏に沿わせるべく縫う力に強弱がつけられる。要は吸い付くような履き心地が手に入るのだ。そして、出し縫いを機械に頼ることで時間とコストが大幅に節約される。


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