ミケランジェロも愛した、職人芸術が息づくイタリアの名門「アラルディ1930」

2013年 12月 20日 13:00 Category : Fashion

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街の皮革工房が産業革命の波に乗り、近代的な生産態勢を整えるも取引先の産地移転で苦境に立たされる。とっても乱暴に皮革産業の歴史を語ってしまえば、大方がその流れを辿っている。そのような時代の趨勢に飲み込まれなかった奇跡の国が、イタリアだ。

彼の地のプライオリティとされるアルティジャーノとは、大量生産に望むべくもない芸術的な感性を有する職人をいい、やはりイタリア産業の屋台骨であるファミリービジネスがその文化を守り抜いた。ここで紹介するアラルディ1930は、まさにそんな地で育まれたファクトリーブランドである。


いまから150年ほど前、皮革製品のメッカとして知られるマルケの丘陵の街、レカナティで呱々の声を上げたアラルディ1930は第一次世界大戦後にミラノに拠点を移し、メゾンからモードまで錚々たるブランドの生産を請け負うファクトリーとしての確固たる地位を築いた。

ファクトリーブランドは一般的に、下請けというハシゴを外された生産現場の起死回生の一手なのだが、アラルディ1930はこの例に当てはまらない。「アラルディには現状に満足しない気骨があった」とエージェント、リデアカンパニーの田島淳滋社長は褒めそやす。

シンガポールで行われたトランクショーでのデモ風景

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