太腿を鍛えてから着たい「ティム・コペンズ」

2014年 12月 18日 08:10 Category : Fashion

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靴屋の友だちに誘われ、浅草へ向かうべく立ちこぎでペダルを蹴った瞬間、違和感を覚えた。不安は明治通りにさしかかったころ、確信に変わる。久しぶりのプチ遠征だった11月の黄昏時、ペダルを踏む足は一向あったまる気配がない。その走りにはいささかの若々しさもなかった…。そんな僕がいって、これほど説得力がないことはないけれど、いま、スポーツがメンズファッションにおいてとっても大切なエッセンスになっている。

世の中がカジュアル化し、楽チンを求めるなかでスポーツのエッセンスがクローズアップされるのは自然な流れである。ジャージー編みのジャケット、パンツはもはや男のワードローブに欠かせないアイテムになった。そして、6年後に控えた東京オリンピック。すこし前にはスポーツブランドが表参道界隈で熾烈(しれつ)な競争を繰り広げていると、新聞が伝えていた。

これをいち早くカタチにしてきたのがティム・コペンズだ。ベルギーの名門アントワープ王立芸術学院を卒業すると、アディダス、RLX(ラルフローレン)を経て2011年に自身の名を冠し、デビュー。ファーストシーズンからアメリカのバーニーズ ニューヨークがオーダーをつけ、名だたる賞を総なめにし、あのカール・ラガーフェルドも絶賛した要諦は、スポーツをラグジュアリーに昇華する手腕に尽きる。

今季トレンドアウターの最右翼、MA-1。シャープでコンパクトなシルエット&カッティング、要所に配したジップが生むラグジュアリーな佇まいが秀逸だ。87,000円

ミニマルでシャープなシルエットを保ちつつ、そこにまぶすテクニカルなマテリアルやコンストラクションのアンサンブルは圧巻だった。すべての生産をお膝元のニューヨークで行う態勢が、そこに完全無比という賛辞をプラスする。

キルティング・パターンの独創性が光るフーデットコート。黒一色のそれはウィークデーの一着としても思いのほかサマになる。112,000円

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