パリの街角vol.9『マーク・オークレ with シンスケ』

2015年 5月 11日 08:00 Category : Fashion

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Coins de Paris par Shinsuke vol.09 Marc Auclert
ゲスト : マーク・オークレ


フォーラム・デ・アールは、1979年にスタートしたパリ中心部のショッピングセンター。
60年代までパリの台所だった卸売市場が郊外に移動した後に造られた。そこは郊外電車RERの駅機能も兼ね備えたフランス初の地下都市というコンセプトが始まりらしい。掘り起こされた60,000平方メートルの土地を見て、パリジャンは、「Le trou des Paris(パリの穴)」と命名したそうだ。老朽化も進み2016年の再オープンに向け現在大工事中だ。

僕がパリに来始めたのはその数年後、まさしく新しい地区として、 一番ファッショナブルだった。フィリップ・スタルクの名前が世に出るきっかけになった、今は亡き「カフェ・コスト」は、入ると正面に階段がまっすぐ伸び、その突き当たりに大きな時計がグレーッシュなトーンの空間に浮かび上がる正に80'sデザイン。一生懸命お洒落し、背伸びして通ったことを思い出す。

今回のゲストのマーク・オークレは、カルチェやデビアスといったハイジュエリーのメゾンでの経験後、世界一のジュエラーの総結集ヴァンドーム広場エリア、チュールリー公園に延びるカスティグリオーニ通りにシックなブティックを開いた。

彼のディレクションするジュエリーは何れも一点物。というのも紀元前の化石だったり、ローマ時代の金細工だったり、17世紀、はたまた1920年代のダイヤモンドやカメオをデザインし直した作品など。過去と現代を融合させてクリエートする年金術師なのだ。レディス以外に、ユニセックスで使えるローマ時代のメダルを使ったリングや、中世の石を使ってデザインされたカフスリング等、新たな生命が与えられた作品は、メンズの上級者の心もつかんでいる。それぞれのストーリーを聞くだけで、いにしえの職人技やアイデアに驚かされ、もっと歴史を知りたくなったりしてしまう。

僕の髑髏のペンダントヘッドとメゾン・オークレのギリシャロマン時代の珊瑚の彫刻がロケットになったリング

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