SIHHリポート、逞しく進化したカルティエ新作ウォッチ

2009年 2月 18日 10:30 Category : Fashion

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 カルティエは1月にスイス・ジュネーブで開かれた時計の展示会、SIHH(ジュネーブサロン)で、ウォッチメーカーとしての新たな決意を表明するかのような新作の数々を発表した。

 その代表作といえるのが、フライングトゥールビヨン、キャリバー9452MCである。2008年、バロン ブルー ドゥ カルティエに搭載されて話題を呼んだが、今年はタンク アメリカンやサントス 100にも搭載され、“メカニカルウォッチ”への意欲を披露した。

 このムーブメントはロジェ デュブイの協力によって自社開発され、カルティエが独自にリファインしたもの。権威ある検査機関により精度が認められた「ジュネーブ シール」も取得している。


「サントス 100 フライング トゥールビヨン」¥12,621,000 手巻きメカニカルムーブメント、18KWGケース、ケースサイズ:46.5×54.9mm、2009年秋頃発売予定。


「タンク アメリカン フライング トゥールビヨン」¥11,445,000 手巻きメカニカルムーブメント、18KPGケース、ケースサイズ:35.8×52mm、2009年秋頃発売予定。

 6時位置で回転するフライング トゥールビヨンには、カルティエのロゴである“C”モチーフのケージが採用され、視覚的にもエレガントな効果をもたらす。文字盤は透かし彫りのグリッドを重ねた2層構造になっており、ローマ数字インデックスなどが浮き上がって見えるような立体デザインがユニーク。

 ケージをなくして宙に浮いているかのように見えるフライング トゥールビヨンの面白味が、いっそう強調されている。とくに今回、湾曲したカーベックススタイルのケースとの調和を完成させた「タンク アメリカン」のデザインは、質実ともに一見の価値がある。

 またムーブメントと文字盤との調和を極限まで追及した「サントス 100 スケルトン ウォッチ」も興味深い。自社開発によるキャリバー9611MCを搭載。二重香箱をもつ角型ムーブメントは、文字盤のスケルトンインデックスに合わせて、ルビーの受け石がリズミカルにのぞけるように設計されている。ブルースティール針とルビーとのカラーコンビネーションや、歯車とローマ数字とのバランスも美しい。

 これを見て、映画『モダンタイムス』の、あの歯車のシーンを彷彿させるデザインだと思ったのだが、だとしたら今の時代を風刺する格別なるアートである。アートな気分で、緻密でモダンなる歯車を腕に。


「サントス 100 スケルトン ウォッチ」¥6,142,500 手巻きメカニカルムーブメント、パラジウム950製ケース、ケースサイズ:46.5x54.9mm、2009年秋頃発売予定。

お問い合わせ:カルティエ カスタマー サービス センター Tel. 0120-301-757

取材/東ミチヨ

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