江戸な縁起ものを暮らしに/其の二「江戸扇子/伊場仙」

2014年 1月 20日 09:51 Category : Garbo

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時代を超えて愛されてきた、江戸な老舗が手掛ける “縁起がいい”にこだわった日用品。形に、意匠に、絵柄に、よきことがあるようにと祈りを込められた縁起ものたち。こだわりから、そのモノの背景にある物語まで。暮らしのなかに取り入れてみて。

#02.末広がりの形で、昔から縁起物な扇子

末広がりの形で昔から縁起物とされた扇子。涼をとる道具として、夏の季節物のイメージが強い扇子だが、江戸時代には、正月のお年賀として白扇を贈る習慣があったそう。また江戸時代は、扇の地紙のみを張り変えて売る「扇の地紙売り」がいて、なぜか売り子は美男子が相場だったとか。破れた扇を見ながら顔がほころぶ江戸女子の姿が浮かんでくる。

伊場仙


よい事柄が多い1年であることを願って、「よきこときく」の江戸扇子を/¥5,000


江戸の地でうまれた江戸団扇や江戸扇子を今も商う日本橋の伊場仙。初代・伊場屋勘左衛門の生まれ年、天正18(1590)年を創業とする老舗。江戸扇子は、京扇子に比べると骨の数が少なく骨太。さらに当時は絵柄も抽象的で大胆なものが多かったとか。

その形から縁起物な扇子は、「無病息災」を意味する六つの瓢箪、斧(よき)、琴、菊を描き「よきこときく」柄、「人やものがかえる(戻る)」のかえる柄、を描いた江戸扇子は開くとさらにいいことがありそうだと人気。色合いは落ち着いているものの、ポップな絵柄は老若男女問わず使いやすそうだ。

伊場仙


無病息災を意味する六瓢箪、そして物や人がかえってくる蛙の江戸扇子/ともに¥5,000

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