京都・四条烏丸「ちきりや茶寮」で味わう、ほんまもんのおもてなし

2014年 5月 29日 08:00 Category : Garbo

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「朝茶は福が増す」「茶は水が栓」「酒は酒屋に、茶は茶屋に」など、お茶にまつわることわざは、星の数ほど存在している。その一方、現代でも「茶化す」「茶々をいれる」「お茶をにごす」というように、普段、私たちが何気なく使っている言葉の中にも、「茶」の字が至るところに散りばめられている。


それもそのはず、「お茶」と「日本人」は切っても切れない密接な関係なのだ。その歴史は、今から1,200年ほど前、遣唐使が往来していた奈良・平安時代にさかのぼるといわれており、永い年月を越えて、今に受け継がれている。


急須を使ってお茶を淹れるという習慣。たしかに、自宅でも、職場でも、昔に比べたら、昨今は遠ざかりつつあるかもしれない。それでも「私はお茶を飲んだことが一度もないんです」という日本人はおそらくいないだろうし、これからも日常生活のそこかしこで、寄り添うように、ほっこりと心和ませてくれることだろう。


今回ご紹介するのは、そんなお茶を取り扱う京都の名店、創業安政元年(1854年)の「ちきりや」から生まれた「ちきりや茶寮」。1940年に本格的和風喫茶としてはじまり、この2014年4月、70年あまりの時を経て、リニューアルオープンしたばかりである。その魅力を同社社長の米内政明氏にうかがってきた。


「緑茶をより身近なものに感じてほしい」と想いを込めて。凄腕の新料理長による充実の新メニュー 


「今回、リニューアルオープンするにあたって、故・周富徳さんの孫弟子にあたる方で横浜中華街の『聘珍樓(へいちんろう)』を皮切りに、修業を積んだ新しい料理長を迎えました。中華はもちろんのこと、彼は、和食、洋食のほか、韓国料理も得意とする食のエキスパート。ランチは、リニューアル前の人気メニューも踏襲しつつ、品数を絞ったり…と嗜好を凝らし、試食会を繰り返した末、新たなメニューを決定しました」と米内氏。


あんかけ焼きそば、ミックスフライ、オムライス。定番のランチメニューは、ボリュームたっぷり。特にデミグラスソースにはシェフのこだわりが。各メニューについてくるサラダにも、お茶入りの特製ドレッシングが添えられている。中でも、数量限定の日替わりメニュー「ちきりやランチ」は見逃せない。


「和風おろしとんかつ」から「うどん入り牛鍋風・肉豆腐」「海鮮坦々冷麺」「ザーサイと筍のチンジャオロースー」「海老チリパスタ」まで、「和」もあれば、「中」もあり、「中」と「洋」の融合もあり、とバラエティ豊かで、毎日通いたくなるほどの内容だ。

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