『エキサイトイズム』サービス終了のお知らせ
この度『エキサイトイズム』は2019年9月30日をもちましてサービス終了をさせていただきました。
これまで皆さまに賜りましたご愛顧に心より感謝申し上げます。誠にありがとうございました。

ファッションの源泉「バレエ・リュス」のコスチューム展

2014年 7月 23日 10:00 Category : Garbo

このエントリーをはてなブックマークに追加

国立新美術館で開催されている「魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展」が盛況のようだ。「バレエ・リュス」は、20世紀初頭よりパリで一世を風靡し、美術やファッション、音楽界にも影響を与えた伝説のバレエ団。バレエに詳しくない人でも、ピカソやマティス、ココ・シャネルが携ったと聞けば、興味をそそられるだろう。2005年にはドキュメンタリー映画「バレエ・リュス 踊る歓び、生きる歓び」も公開されている。

「バレエ・リュス」の主宰者であるセルゲイ・ディアギレフは「天才を見出す天才」と言われ、数多くのバレエ・ダンサーや振付家、作曲家を輩出した。中でも天才ダンサー、ワツラフ・ニジンスキーは、100年近く前に活躍し、彼の踊りは映像に残っていないにも関わらず、今でも憧れ、興味をもつ人が後をたたないという。彼の驚異的な跳躍力は、「跳んだまま戻って来なくて、客が忘れた頃に降りてきた」とまで言われ、まさに伝説と化している。

オーギュスト・ベール
《シェエラザード》─ニジンスキー 1910年
オーストラリア国立美術館
Auguste BERT
Scheherazade ─ M. Nijinsky, plate 15 from Studies from the Russian Ballet, 1910 National Gallery of Australia, Canberra


「バレエ・リュス」はやがて当時パリで活躍していた若手の前衛アーティストたちを取り込み、新しいスタイルの「総合芸術」として発展を遂げた。20世紀を代表する画家パブロ・ピカソやアンリ・マティス、ジョルジョ・デ・キリコ、ロシア出身の画家レオン・バクストやナタリヤ・ゴンチャロワ、ミハイル・ラリオノフ、20世紀を代表する作曲家イーゴリ・ストラヴィンスキー、ファッション界の革命児ココ・シャネル…。多くのアーティストたちが「バレエ・リュス」に参画し、音楽や舞台装置、衣装デザインを手がけた。今では考えられない豪華絢爛な顔ぶれである。

レオン・バクスト
三人の「海賊」の衣裳(《ダフニスとクロエ》より)1912年頃
オーストラリア国立美術館
Léon BAKST
Costumes for three brigands from the Ballets Russes' production of Daphnis et Chloé (Daphnis and Chloë), c.1912
National Gallery of Australia, Canberra


そして、彼らがデザインしたバレエ衣装が一堂に会しているのが本展。オーストラリア国立美術館のコレクション約140点を演目別にデザイン画や資料と合わせて多角的に展示している。コスチュームはダンサーの身体を想起させ、当時の様子を最もリアルに伝える格好の遺産だという。この展覧会でも、バレエ・リュスの活動を「初期」「中期」「後期」「バレエ・リュス解散後」と時代別に分けて紹介している。

Related article

  • キッチンは一つの部屋/インテリア・インスピレーション(4)
    キッチンは一つの部屋/インテリア・インスピレーション(4)
  • ファッショニスタ注目の個性派アクセサリー
    ファッショニスタ注目の個性派アクセサリー
  • 今週末見るべき映画「サンシャイン♪ 歌声が響く街」
    今週末見るべき映画「サンシャイン♪ 歌声が響く街」
  • ネコづくしのショップ「POPMOTTO du CAT LOVER」、オープン
    ネコづくしのショップ「POPMOTTO du CAT LOVER」、オープン
  • ロナウドのボディラインを目指す、ATHLETIC BEAUTYな新ブランド誕生
    ロナウドのボディラインを目指す、ATHLETIC BEAUTYな新ブランド誕生
  • 吉岡徳仁を知る/パーマネント コレクション|革新し続けるデザイナー 吉岡徳仁(4)
    吉岡徳仁を知る/パーマネント コレクション|革新し続けるデザイナー 吉岡徳仁(4)

Prev & Next

Ranking

  • 1
    60年を経て、中原淳一の「夢の机」を商品化
  • 2
    パトリシア・ウルキオラが内装|国内初旗艦店「MOLTENI&C TOKYO」
  • 3
    吉岡徳仁によるスワロフスキー旗艦店が銀座に
  • 4
    大人の男の成熟を描く、「ブルー ドゥ シャネル」 
  • 5
    今週末見るべき映画「塀の中のジュリアス・シーザー」
  • 6
    横山裕一「ネオ漫画」の世界にどっぷり浸る
  • 7
    総額一億円相当!ベネチアンモザイクの「SICIS」オープン
  • 8
    メルセデス・ベンツ、新型「Gクラス」を発表
  • 9
    2011年の締めくくりは、ザ・リッツ・カールトン東京で
  • 10
    Bang & Olufsenのエキシビジョンが開催

Excite ism :

このエントリーをはてなブックマークに追加