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今週末見るべき映画「グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札」

2014年 10月 17日 08:00 Category : Garbo

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【Story】
1955年の第27回アカデミー賞、「喝采」で主演女優賞を受けたグレース・ケリー(ニコール・キッドマン)は、1956年、モナコのレーニエ3世(ティム・ロス)と、華やかな結婚式を挙げる。1961年、すでにふたりの子供を生んだグレースに、ハリウッドからアルフレッド・ヒッチコック(ロジャー・アストン=グリフィス)がやってくる。新作の映画「マーニー」の出演依頼であった。ヒッチコックは、やつれたグレースを見て、気遣い、心配する。

グレースは、王室のしきたりに馴染めず、政府の要人たちの出席するパーティでも、つい思ったことを口にする。ド・ゴールの側近にも皮肉たっぷり、その歯に衣をきせない物言いに、レーニエ3世と口論になったりする。

時あたかも、フランスはアルジェリアの独立をめぐっての戦争の真っ最中。ド・ゴール大統領(アンドレ・ペンヴルン)は、増え続ける戦費をまかなうために、無税のモナコに移転したフランス企業からの課税を、モナコに要求する。モナコはバチカンの次に小さな国である。もちろん、軍隊もない。フランスに従わなければ、たちまち壊滅する国である。
政治の舵取りでレーニエ3世は多忙をきわめている。孤独のグレースは、ハリウッドへの復帰をレーニエ3世に打ち明ける。しぶしぶながら、レーニエ3世は了承するが、宮殿の内部から情報が漏れたのか、たちまちのうちに報道されることになる。グレースの唯一の相談相手のタッカー神父(フランク・ランジェラ)は、宮殿のなかに、フランス側のスパイがいるのではと警告する。

1962年、グレースへの国民の批判が増えていく。「国の危機に、ハリウッドの映画に出るなんて」。「所詮ヨソ者はモナコ人にはなれない」と。そんなグレースを、義理の姉アントワネット(ジェラルディン・ソマーヴィル)と、当時、ギリシャの海運王のアリストテレス・オナシス(ロバート・リンゼイ)と付き合っているオペラ歌手のマリア・カラス(バス・ベガ)が、励ましてくれる。

フランスへの課税を、レーニエ3世は了承する。フランスは、さらにモナコの企業からも課税を要求する。遂に、グレースは、レーニエ3世と衝突する。離婚まで考え、悲嘆にくれるグレースを、タッカー神父は、外交儀礼の専門家であるデリエール伯爵(デレク・ジャコビ)の許に連れていく。モナコの王室の仕組みや、礼儀作法、モナコの歴史、フランス語などをグレースは身につけていく。その頃、レーニエ3世は、ヨーロッパ諸国に、軍事支援を呼びかけるサミットを開催しようとする、しかし、ド・ゴール暗殺未遂事件のせいで、レーニエ3世の望みは潰えてしまう。

グレースは、ひそかに考えていたことを実行しようと動き始める。グレースの胸に秘めた「切り札」とは。


<作品情報>
「グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札」
10/18(土)より、TOHOシネマズ有楽座ほか全国ロードショー
配給:ギャガ
©2014 STONE ANGELS SAS
公式サイト

文/二井康雄

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